Tブレイザーズが執念の1点差勝利で8位 グリズリーズは9位で決着シリーズへ

2020年08月14日 13:25

バスケット

Tブレイザーズが執念の1点差勝利で8位 グリズリーズは9位で決着シリーズへ
42得点を挙げたトレイルブレイザーズのリラード(AP) Photo By AP
 NBAは13日、フロリダ州オーランドで「シーディング・ゲーム」の7試合を行い、西地区全体8位で最終戦を迎えたトレイルブレイザーズは、すでに東地区第7シードが決まっていたネッツに大苦戦。前半で7点をリードしながら第3Qの残り1分46秒には10点を追う展開となり、37―29とした第4Qで追い上げたものの、最後まで勝負が分からない大接戦となった。
 しかし132―130で迎えた残り1分12秒、この日42得点を挙げていた大黒柱のデイミアン・リラード(30)が、ネッツのキャリス・ルバート(25)のドリブルを背後からスティール。このあとC・J・マッカラム(28)が正面からジャンプシュートを決めて4点をリードした。

 ただしネッツはここでも奮闘。残り37・7秒、37得点を稼いだルバートがミスをリカバリーするような3点プレーを成立させて1点差に詰め寄った。トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニー(36)の3点シュートが外れたあとは再びルバートが1対1を仕掛け、残り0・3秒に正面から3点シュートをリリース。入っていればトレイルブレイザーズをプレーオフどころか、サンズと入れ替わって西地区全体10位に突き落とす一発となったが、ボールはリングに当たって跳ね返った。

 結局、トレイルブレイザーズが、主力5人を故障と新型コロナウイルスの感染で欠いているネッツに苦しみながらも134―133(前半73―67)で競り勝って35勝39敗。ともに34勝39敗となったグリズリーズとサンズには0・5ゲーム差をつけて西地区8位の座を確保し、16日と17日に行われる9位グリズリーズとの決着シリーズ(プレー・イン・トーナメント)の2試合のうち、1試合に勝てば7季連続のポストシーズン進出が確定する。

 サンズは再開の舞台となったオーランドで8戦全勝と大健闘。再開前の順位を西地区全体13位から10位に上げたが、同率となった9位グリズリーズには今季1勝2敗。トレイルブレイザーズの劇的な1点差勝利を見届けてオーランドを後にした。

 なお「オーランド・バブル」と呼ばれている22チームによる再開シーズンは14日に4試合を行って全日程を終了。その後は決着シリーズを経て、16チームによるプレーオフに突入する。

 <13日の結果>

ウィザーズ(25勝47敗)96―90*セルティクス(48勝24敗)
キングス(31勝41敗)136―122*レイカーズ(52勝19敗)
*グリズリーズ(34勝39敗)119―106バックス(56勝17敗)
*サンズ(34勝39敗)128―102マーベリクス(43勝32敗)
*ジャズ(44勝28敗)118―112スパーズ(32勝39敗)
トレイルブレイザーズ(35勝39敗)134―133*ネッツ(35勝37敗)
*マジック(33勝40敗)133―127ペリカンズ(30勝42敗)

 *はホーム扱いのチーム 

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