女子800m 田中、わざと出遅れも2冠ならず4位「2周目にペース落ちてしまった」

2020年10月04日 05:30

陸上

女子800m 田中、わざと出遅れも2冠ならず4位「2周目にペース落ちてしまった」
女子800メートル決勝のラストスパートでゴールに向かう、優勝した川田朱夏(240)。左端から2位の塩見綾乃、(1人おいて)3位の卜部蘭、4位の田中希実 Photo By 共同
 【 陸上 日本選手権最終日 ( 2020年10月3日    新潟市・デンカビッグスワンスタジアム )】 女子800メートルで2冠を狙った田中は先頭で迎えた最後の直線で失速し、2分4秒76の4位だった。
 「自分のペースでいくため」と最初の100メートルでわざと大きく遅れ、残り600メートルからスパート。優勝した1500メートルと同じ型破りの早い仕掛けは「800メートルの選手は2周目にペースが落ちる」という計算があったものの、「私も落ちてしまった」と肩を落とした。異端の戦術を取る新星は今後も台風の目になる。

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