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関西学院 5年ぶり花園へ、報徳学園に昨年の雪辱 安藤監督「最高のゲーム。よう頑張った」

2020年11月07日 17:15

ラグビー

関西学院 5年ぶり花園へ、報徳学園に昨年の雪辱 安藤監督「最高のゲーム。よう頑張った」
全国高校ラグビー兵庫県大会で5年ぶり9回目の優勝を果たした関西学院 Photo By スポニチ
 【第100回全国高校ラグビー大会兵庫県予選 決勝   関西学院34―10報徳学園 ( 2020年11月7日    神戸ユニバー )】 関西学院がCTB川村祐太(3年)の2トライなどで報徳学園を破り、5年ぶり9回目の優勝を決めるとともに5年ぶり7回目の全国切符を手にした。
 県予選決勝で両校が激突するのは2大会連続17回目。これまでの対戦成績は関学5勝2分け9敗に対して報徳9勝2分け5敗。昨年は14―19で関学が苦杯を喫している。その時、背番号8を背負ってピッチに立っていたフッカー・平生翔大主将(3年)は新チーム結成と同時に「前」というチームスローガンを掲げて常にチーム全体で一歩でも前進を図ることを目標にチームを引っ張ってきた。

 「1トライ差の負けでした。自分たちに何が足りなかったのか。しっかりと見つめ直すことができたのが良かったんだと思います」

 コロナ禍による自粛期間中も6、7人ごとに分かれてグループをつくり、アプリで走り込みの量や体重の変化をお互いにチェック。昨年の決勝で課題として噴出したセットプレーの強化にはZoomなどを活用し、スクラム時の姿勢などを徹底的に見直した。

 「最高のゲームができました。よう頑張ったと思いますよ。限られた時間の中でも強い思いを持ってやってきたことが出せたと思います」と安藤昌宏監督(50)。練習グラウンドは関西学院大と共用のためコロナ禍に見舞われる以前から午後4時からの1時間30分と決められている。創意工夫と平生主将を中心とした団結力が大一番で実を結んだ。

 チームスローガンの「前」にはいろんな意味が込められている。その中には「目の前」という意味も。「目の前の試合を一つずつです」と平生主将。100回記念の花園でも1試合ずつ前進を続ける。

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