岡田・外薗組が順当に首位発進 セーリング全日本470級選手権

2020年11月11日 20:07

セーリング

岡田・外薗組が順当に首位発進 セーリング全日本470級選手権
首位発進の岡田(右)・外薗組 Photo By 提供写真
 【セーリング全日本470級選手権第1日 ( 2020年11月11日    神奈川・江の島ヨットハーバー沖 )】 男女の区別なく予選2レースが行われ、東京五輪男子代表の岡田奎樹(24=トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(29=JR九州)組が全体トップで首位発進した。女子代表の吉田愛(40)・吉岡美帆(30=ともにベネッセ)組は全体4位だった。
 岡田・外薗は1レース目のスタートで大きく出遅れたものの追い上げて2着に食い込み、2レース目は修正して1着でフィニッシュ。スキッパーの岡田は「信じられないようなすごいスタートの失敗でかなり差をつけられたけど、それでも2番で帰ってこられた」と前向きに振り返り、クルーの外薗も「次の展開の反応が鈍くなっていたけど、大勢の中でレースしないと取り戻せない感覚を思い出せた」とうなずいた。

 今大会は東京五輪と同じ海面で行われているが、夏場とは風の性質などの気象条件が異なるといい「五輪をターゲットにしたレースとはだいぶ違うと思う」と岡田。試合感覚やレースに向けての調整とともに「ピーキングの中の一環として、環境以外に自分たちで確定できる要素について五輪に向けてやっていきたい」と見据える。

 2位との点差は開かず満足はしていないが、岡田は「初日の入りで言えば順当といえば順当」と及第点。2日目以降のレースへ「指示出しもワンテンポずつ遅くて具体的に言語化できなかったので、その当たりを細かく分けて言えるようにしたい」と課題を挙げ、外薗も「ボートのスピードを止めないように、ダウンウインド(追い風)で他のチームを抜けるよう、2人でコミュニケーションを取りながらやっていきたい」と意気込んだ。

 予選は11レースが行われ、最終日の上位10艇によるメダルレースで順位を決める。

おすすめテーマ

2020年11月11日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム