×

渋野日向子 42位で国内今季初の予選突破 21歳最後のラウンド…この1年は「ポンコツな年でした」

2020年11月14日 15:17

ゴルフ

渋野日向子 42位で国内今季初の予選突破 21歳最後のラウンド…この1年は「ポンコツな年でした」
<伊藤園レディース2日目>1番グリーンでラインを読む渋野日向子(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 日本女子プロゴルフツアーの今季第12戦「伊藤園レディース」は14日、千葉県のグレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、20位から出た渋野日向子(21=サントリー)は1バーディー、2ボギーの73とスコアを落としながらも通算1アンダーの42位で今季初の予選通過を果たした。
 この日は同世代の原英莉花(21=日本通運)らと同組でアウトからスタートした。出だしの1番は1メートル強のパーパットを外してボギー発進。7番パー3でティーショットをピン奥1メートル強につけてバーディーを奪い返すも、12番でふたたびボギーをたたいた。ここで通算1アンダーとし、これ以上スコアを落とせば予選通過圏外となる状況となってしまう。その後はリーダーボードを確認しながらのラウンド。「後半のほうはずっと気にしながら回っていたので。1アンダーだったら大丈夫だろうなと」と振り返る。

 だからこそ、ここから踏ん張った。17番では1・5メートル、18番では2メートルと微妙な距離を残しながら、これを沈めきってパーをセーブ。「最後はやっぱりしびれましたね。今年はシビアな距離を外していましたけど、最後は打てたのでそれは良かった」。15日の最終日に22歳の誕生日を迎える渋野にとって、この日は21歳の最後のラウンド。「去年のリベンジでもあるし、誕生日を迎えるっていう意味でもあるし、初の予選通過をするっていう目標でもあったので。それが、ぎりぎりでもできたんでとりあえず安心です」と国内ツアー4戦目での初の予選突破にホッとした表情を浮かべた。

 昨年8月に20歳で海外メジャーのAIG全英女子オープンを制し、メジャー覇者として戦った21歳の1年間を「ポンコツな年でしたね」と変わらぬ笑顔で振り返りつつ「すごい苦しい1年だった」とも明かした。22歳として迎える新たな1年に向けては「なかなかこれだけ色んな思いをする年もなかったと思いますし。アメリカツアーに挑戦するっていうのも、人生の転機。来年はそれを実行するために、しっかり経験を積んでQスクールに向けて頑張りたい」と話していた。

おすすめテーマ

2020年11月14日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム