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柔道代表・原沢 五輪に影響!?隔離2週間 海外遠征負傷で治療に懸念

2021年01月16日 05:30

柔道

柔道代表・原沢 五輪に影響!?隔離2週間 海外遠征負傷で治療に懸念
日本勢として11カ月ぶりの国際大会となったマスターズ大会を総括した全柔連の金野潤強化委員長
 全日本柔道連盟(全柔連)の金野潤強化委員長(53)が15日、世界ランキング上位者で争われるマスターズ大会(11~13日、ドーハ)の総括会見をオンラインで行い、アスリートトラックの中断によるケガ人への影響を懸念した。
 アスリートトラックは、東京五輪に関係する選手の帰国後の待機期間に、一定条件下で認めていた行動制限の緩和措置。今大会では五輪代表で男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)、女子78キロ級の浜田尚里(自衛隊)が負傷。金野委員長は「まだドクターの診断を受けていないが、監督や選手本人の話では、深刻ではないと考えている」としたものの、2週間の隔離が必要となるため、診察や治療については「普通の通院はできない。できる範囲で治療する」と話した。

 原沢は2回戦で右肩を痛めたとみられ、自足歩行で畳を下りられなかった。万が一、重症の場合、治療やリハビリが通常に行えない可能性もあり、今夏の五輪本番への影響も懸念される。

 ≪V2人止まりも金野委員長「収穫」≫金野委員長は男女計9人が出場して優勝2人にとどまった結果について「試合自体がほぼ1年ぶりの選手がほとんど。海外のトップレベルの大会で、実際に組み合って試合をできた経験が一番の収穫」と述べた。海外勢に関しては、複数の金メダルを獲得したフランスや韓国勢を「脅威」と表現。男子100キロ超級を制したリネール(フランス)については「ウエストがかなり締まり、コンディションが上がっている」と警戒した。

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