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ラグビー新リーグ 1部12チームに決定!今季TL16チームから減少で選考基準は“新様式”

2021年01月16日 05:30

ラグビー

ラグビー新リーグ 1部12チームに決定!今季TL16チームから減少で選考基準は“新様式”
22年に新リーグとして刷新されるラグビートップリーグ Photo By スポニチ
 日本ラグビー協会は15日、現行のトップリーグ(TL)を刷新して22年1月の開幕を目指す新リーグの概要を発表し、3部制の最上位となる1部は12チーム構成となることなどが正式に決まった。今季TLの16チームから4チーム減少する1部“生き残り”の判断材料となる今季は開幕延期。谷口真由美新リーグ法人準備室室長(45)はSNSなどの発信力も審査項目となることを明かした。
 発表された概要は1部12チーム、2部7チーム、3部6チームの3部制や、1部の上位は海外リーグとの交流大会に進出する仕組みなど。1部が最終的に12に決まったことについて谷口氏は「12でも均衡した試合を確保できるデータがあり、少しでも多い方が事業性を高められる」と説明した。

 現在のTLは16チームで、来季の1部は4チーム減少することになる。今後は6月に1~3部の振り分けを発表するが、審査項目となるのが、今季のTL最終成績と事業性だ。谷口氏は評価割合について明言を避けたが、ホストスタジアムなどの運営や収益力なども、大きなウエートを占める見込み。さらに「SNSの発信やファンエンゲージも評価の対象」と明かした。

 新リーグが理想とするのが、親会社の資金援助に頼らない事業運営能力。ホストゲームのチケット販売も各チームに委ねられるため、ファンの獲得などは必須条件となる。その意味でもSNSや公式ウェブサイトでの情報発信や、試合以外の交流を重視。谷口氏は「ファンクラブの獲得状況も審査に残している」と話した。

 TLの開幕延期が決まった14日には、クボタが当初の試合開始時間に合わせる形で、16日のオンラインファン交流会開催を発表した。NTTコムもIT企業の強みを生かし、昨年9月からオンラインでの交流会を始めている。シーズン前には多くのチームが練習試合をウェブ配信するなど、すでに各チームが力を注いでいる。

 谷口氏は「審査委員会のはるか上の事業性を確保しているチームもある」と話す。コロナ下でクローズアップされるスタジアム以外での熱い戦いにも注目だ。

 ≪プレーオフなし 毎年入れ替え戦≫1部は12チームが2組に分かれ、各組2回戦総当たり+別組と1回戦総当たりの計16試合を行い、勝ち点で順位を決定。プレーオフは実施しない。組分けについては地域性や前年成績を反映させるなどして検討される。1~3部の入れ替え戦は毎年実施。2部については上位4チームが1部と下位3チームが3部との入れ替え戦に回り、当面は自動昇降格制度は設けない。22年からの当初3年は方式を固定する計画で、25年以降は新規参入チームも受け入れる。

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