大栄翔、単独トップ無傷7連勝!若花田以来30年ぶり三役制圧 八角理事長が絶賛「ヒーロー」

2021年01月17日 05:30

相撲

大栄翔、単独トップ無傷7連勝!若花田以来30年ぶり三役制圧 八角理事長が絶賛「ヒーロー」
<大相撲初場所7日目>隆の勝(右)を押し出す大栄翔(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所7日目 ( 2021年1月16日    両国国技館 )】 平幕の大栄翔が関脇・隆の勝を押し出し、全勝で単独トップに立った。3大関2関脇2小結の出場三役全員を撃破。対戦可能な役力士全員を倒すのは、1991年秋場所の若花田以来30年ぶり。1敗へ後退した明瀬山と正代の2人が続く。
 その絶賛が全てを物語る。「こういう内容の相撲を取ると期待が全然違う。ヒーロー、救世主」と八角理事長(元横綱・北勝海)。初日から平幕が三役以上に7連勝するのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で初という快進撃だ。

 「内容もいいんで、力がついたんじゃないかと自分でも思う。集中してやれてます」

 控えめな男が自賛する、2敗の隆の勝との好取組。頭からぶちかまし、右から押し上げるともう関脇は土俵際だ。勢いのまま左から突いて押し出した。

 91年秋場所の若花田は1横綱2大関2小結を破った。当時は藤島部屋の躍進期で、両関脇には同部屋の貴闘力、貴花田がいた。追手風部屋から上位で孤軍奮闘するさまはインパクトを残している。

 埼玉県出身力士初の優勝が現実味を帯びてきた。同県朝霞市出身で埼玉栄から角界入り。追手風部屋も同県草加市にあり、生粋の埼玉県人を自認する。

 快進撃とともに埼玉県人の顔として認知されそうだが、「朝霞駅前にあるのが本田美奈子.さん(のモニュメント)。でも、顔じゃないんで」と苦笑い。人口全国5位の県民734万人の期待は大きく、「ずっと埼玉。期待に応えたい」。残り8日、その声援も背中を押しそうだ。

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