及川瑞基 逆転で初の頂点「逆境を押しのけられた」 苦しい展開でも「後悔しないように」

2021年01月17日 16:29

卓球

及川瑞基 逆転で初の頂点「逆境を押しのけられた」 苦しい展開でも「後悔しないように」
<全日本卓球選手権 男子シングルス決勝>逆転で初優勝を飾り、天を指差して喜ぶ及川瑞基(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【卓球全日本選手権第7日 ( 2021年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )】 全日本卓球選手権最終日が17日、大阪市・丸善インテックアリーナ大阪で行われ、男子シングルス決勝では、及川瑞基(23=木下グループ)が森薗政崇(25=BOBSON)に4―3で勝利。序盤の苦しい展開から逆転でフルゲームの死闘を制し、初優勝を飾った。
 どちらが勝っても初の頂点となる決勝の舞台。及川は第1ゲームを8―11で先取され、第2ゲームはジュースの末に10―12で奪われた。第3ゲームを11―5で奪取したが「(ゲームカウント)1―3になってやりづらいって思ってナーバスになっていた」という。それでも「決勝の舞台なので後悔しないようにと、思い切ってやりました」。

 第4ゲームを8―11で落として追い込まれたが、第5ゲームを11―9で奪い返した。さらに第6ゲーム。あと1点で負けが決まる崖っぷちの展開からジュースの末に12―10で競り勝った。「最後は守って終わりたくなかったので、攻めたボールがコートに入ってくれて、そこからまたチャンスがあると思って、逆境を押しのけられた」と振り返った。そして試合は最終第7ゲームへ。これを及川が11―4で制し、逆転で全日本チャンピオンに輝いた。

 今大会、及川は初戦となった4回戦で竹村浩輝(同大)に4―0のストレート勝利で好発進。その後も順調に駒を進め、準々決勝では東京五輪男子代表の張本智和(木下グループ)と対戦し、4―1で勝利する勢いを見せていた。「強い選手とやって勝ち上がってきたので試合の中でも自信になりました」と充実した表情で語った。

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