新十両の貴健斗「一番一番毎日やるだけ」 転機になった同部屋貴景勝の叱咤
2021年01月27日 10:56
相撲
「先代の貴乃花親方(元横綱・貴乃花光司氏)から“突いていけ”と言われた」という突き押しを徹底して磨き、最近は大関とトレーニングにも励み、2~3年前の計測時は約80センチだったという太腿周りはさらに成長。パワーも増した上、「精神面が未熟で、成長に大分、時間が掛かった。そういうところが成長して今乗り越えてきていると思う」と心技体もそろって、昨年初場所から6場所連続で勝ち越して十両に上がった。
同席した師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「よく頑張ったなという気持ちでいっぱい」と労い、「入ったときからコツコツやる非常に真面目なタイプ。パワーをつけたらどんどん番付が上がっていくんじゃないかと思っている。当たる威力をつけたらもっともっと番付が上がると思っている」と期待。まずは、十両での勝ち越しを目指すが、24歳は「できるだけ早く幕内入っていきたい」と言葉に力を込めた。
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