大坂なおみ 全豪OP初戦快勝!有観客が後押し、2年ぶり2度目の優勝へ好発進
2021年02月09日 05:30
テニス
パブリュチェンコワとの対戦はストレート勝ちした19年9月の東レ・パンパシフィックオープン決勝以来。ツアー12勝を誇る実力者を圧倒した。得意のハードコートで躍動し、相手サービスゲームを5度もブレーク。強烈なサーブやフォアが最大の武器だが、この日は深く鋭いリターンが光った。リターン成功率は82%を記録し、凡ミスは相手の21回を大幅に下回る11回。ストローク戦を有利に進め「リターンが良かった。オフに努力してきたことが徐々に良くなっている」と手応えを口にした。
無観客の全米で発見があった。「寂しかったけど、ある意味テニスに集中できた」。それまで注目度の高い試合では魅せるプレーを意識しすぎていたことに気付き「格好いいところを見せたくて時々ベストではないプレーをしていた」と反省した。その上で「それでも観客は私に力をくれる」と実感。観客との向き合い方を整理して今季4大大会初戦を迎えたことも、高いパフォーマンスを発揮できた一因だった。
4大大会の決勝と1回戦の前夜はいつも緊張で眠れないことを明かし「1回戦では絶対に負けたくなかった」と強調。昨年の全米前哨戦から続く連勝は2試合の棄権を挟み15に伸びた。大声援の後押しを力に変え、2年ぶりの頂点へ突き進む。
≪4大大会のコロナとの闘い≫昨年の4大大会はコロナ禍で、大きな影響を受けた。5月29日に開幕予定だった全仏は9月27日開幕に延期され、6月29日開幕予定だったウィンブルドン選手権は中止。ツアー再開後の初の4大大会となった全米オープンは8月31日から開催されたが、無観客を余儀なくされた。延期となった全仏は7月時点で1日最大2万人の観客を入れると発表したが、感染再拡大を受けて開幕直前に最大1000人に削減された。
今回の全豪に出場する選手はチャーター機でオーストラリア入り。入国後2週間は隔離され、屋外練習は最大5時間のみ許可された。一方で陽性者が出た便の同乗者(選手70人以上)は2週間ホテルから一歩も出られない完全隔離。公平性を欠く中、1日最大3万人の観客を入れることを実現した。
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