スノボ松本遥奈、北京五輪へ「楽しんで自分の納得のいく演技を」

2021年02月10日 09:25

スノーボード

スノボ松本遥奈、北京五輪へ「楽しんで自分の納得のいく演技を」
オンラインで取材に応じるスノーボードの松本遥奈
 1月末に米コロラド州アスペンで行われた冬季Xゲームのスノーボード女子ハーフパイプ(HP)で2大会連続の銅メダルを獲得した18年平昌五輪代表の松本遥奈(27=クルーズ)が10日、オンラインで取材に応じた。
 2大会連続の表彰台は喜びよりも「自分の滑りができなかった悔しさ」が大きかったという。優勝した平昌五輪覇者のキム・クロエ(米国)との差を痛感。「少しでも空中での演技力とか完成度を上げて、抜かすのは難しいけどなるべく近付いていけるようにしていきたい」と気持ちを引き締め直した。

 6位だった平昌五輪直後は「(五輪出場の)夢がかなってしまった」ことで競技を続けることに迷いがあったが、「スノーボードの魅力、楽しさを伝えていきたい」と決意。平昌前は「成績を残さないといけない」というプレッシャーとの戦いだったが、今は21年の北京五輪を明確に目指さずに「自分が楽しさを忘れずにやることが一番」とし、その先に「結果がついてきてチャンスがあれば」という姿勢を貫く。

 新型コロナウイルスの影響で昨年の夏場の陸上トレーニングはジムが使えず、シーズンの序盤は大会の中止も相次いだ。長くはできない雪上練習では「課題を持ってクリアして、短い時間でも前より考えながらやれるようになった」という。2月4日で北京五輪1年前を迎えた。コロナ禍のプレシーズンを経て挑む大一番の来季へ「残りのシーズンは楽しんで自分の滑りをして、自分の納得のいく演技をできるようにしたい」と誓った。

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