全豪OP優勝の大坂 88年グラフ以来史上2人目の「年間ゴールデンスラム」に挑む

2021年02月21日 05:30

テニス

全豪OP優勝の大坂 88年グラフ以来史上2人目の「年間ゴールデンスラム」に挑む
優勝トロフィーにキスをする大坂(AP) Photo By AP
 【テニス全豪オープン第13日 ( 2021年2月20日    オーストラリア・メルボルンパーク )】 21年最初の4大大会を制し、大坂が史上2人目の年間ゴールデンスラムの挑戦権を得た。同年に全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の4大大会に加え、五輪優勝の5冠。4年に1度しかチャンスのない偉業は、ソウル五輪の88年にシュテフィ・グラフ(ドイツ)が達成したのが最初で最後。
 1年間の枠を外した生涯ゴールデンスラムも、セリーナ・ウィリアムズ(米国)、アンドレ・アガシ(米国)、ラファエル・ナダル(スペイン)を加えた4人しかいない。大坂は「自分がまだ成し遂げていない何かを完成させたい気持ちはある」と意欲を見せる。

 全米と五輪は全豪と同じ得意のハードコート。カギを握るのがクレーの全仏と芝のウィンブルドンの攻略だ。球足の遅い赤土はサービスエースの確率が減り、ストローク勝負になる傾向が強い。芝はバウンドが低く球が加速する特徴があり、対応に迫られる。

 両コートともに重要になるのがフットワーク。大坂は昨夏からマリア・シャラポワ(ロシア)を指導した経験のある中村豊トレーナーをチームに招き、肉体改造に着手。まずは全仏。フィセッテ・コーチは「(昨夏に)数週間クレーで練習したが、いいプレーをできる資質はある」と赤土への適応に太鼓判を押した。

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