神戸製鋼・山中 “レジェンド”カーターの教えで難局乗り切るぞ!主力6人負傷の緊急事態

2021年02月27日 05:30

ラグビー

神戸製鋼・山中 “レジェンド”カーターの教えで難局乗り切るぞ!主力6人負傷の緊急事態
神戸製鋼・山中亮平 (21年2月21日撮影) Photo By スポニチ
 ラグビー・トップリーグ(TL)の神戸製鋼が、28日の第2節キヤノン戦の登録メンバー23人を発表し、開幕から2戦連続での先発が決まった19年W杯日本代表のFB山中亮平(32)が“レジェンド”の教えを胸にピッチに立つ覚悟を示した。
 山中は、パス、タックルなどの基本プレーのミスが相次いで苦戦した開幕のNEC戦を反省。「ディフェンスを修正した。動き出しや(タックル後の)立ち上がりの速さをもっと意識しないと」と、チームで原点に立ち返ったと説明した。

 それこそ、18年日本一の立役者で、昨季退団した元ニュージーランド代表SOダン・カーターが示した姿勢だ。世界の名手は全てのプレーが基本に忠実という「神戸スタンダード」を作り上げた。

 カーターが20日にSNSで引退を表明。山中は「一緒にできたことは財産。残ってキックを教えてもらい、試合に向けた準備、ゲーム中のメンタル面でも学ぶことがたくさんあった」と改めて感謝を口にした。

 この日、メンバーが発表され、プロップ中島、フッカー有田、フランカーのハッティング、SH日和佐、SOクルーデン、CTBバックマンの主力6人が故障中だ。2年目のプロップ高尾が初先発に抜てきされるなど、経験の浅い選手の起用が目立つ。カーターは、「誰が出ても変わらない強さ」を実現するために、基礎技術の大切さを唱え続けた。その教えをメンバーが発揮すれば、この非常事態も乗り切れる。

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