自分でキャディーバッグ担いだ!パグンサン日本初V 負担軽くするためクラブ3本抜いて全英切符

2021年05月31日 05:30

ゴルフ

自分でキャディーバッグ担いだ!パグンサン日本初V 負担軽くするためクラブ3本抜いて全英切符
カップを手に笑顔を見せるパグンサン Photo By 代表撮影
 【男子ゴルフツアー  ミズノ・オープン最終日 ( 2021年5月30日    岡山県 JFE瀬戸内海GC=7349ヤード、パー72 )】 首位から出たフィリピンのジュビック・パグンサン(43)が68で回り、通算17アンダーで逃げ切り勝ち。日本ツアー初優勝を飾るとともに自身3度目の全英オープン(7月15~18日)出場を決めた。自分でキャディーバッグを担ぎ、体への負担を軽くするため通常より3本少ない11本でプレーするという異例ずくめの優勝となった。永野竜太郎(33=フリー)が通算14アンダーの2位に入り、もう一枚の全英切符を手にした。
 セルフプレーのツアー優勝は3人目だが、過去2人はいずれも電動カートを使用した。自らバッグを担ぎ、負担を軽くするためクラブを3本も抜いて栄冠を勝ち取ったのは国内ツアー史上初だ。パグンサンの型破りな優勝は風の強い母国フィリピンで鍛えたクラブ操縦術とコロナ禍が生んだこの時世ならではの“快挙”となった。

 「電動カートだとグリーンを横切れないし、遠回りすることになる。もう若くないし、クラブを減らした。14本でやったこともあるけど、疲れたから」

 3、4、6、8Iを抜いて19度の3Uを投入。6番では追い風を味方に通常220ヤードの3Uで254ヤードの距離を稼ぎ会心のバーディー。ボギー先行の嫌なムードを吹き飛ばし、その後のバーディーラッシュにつなげた。

 ハウスキャディーの起用が不可の試合もあり、昨年9月から人との接触を避けるためのセルフプレーが解禁。「また、これでいくかも」とパグンサン。日本ツアー10年目で、過去2位が7度と遠かった優勝が意外な“新様式”で舞い込んだ。

 ▼2位・永野竜太郎(プロ13年目で初の海外メジャー切符)メジャーにはいつも行きたいと思ってました。歴史ある大会で光栄です。

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