ビール離脱の米代表がセンターのマギーを招集 ラブは辞退 スパーズのジョンソンを追加

2021年07月17日 07:59

バスケット

ビール離脱の米代表がセンターのマギーを招集 ラブは辞退 スパーズのジョンソンを追加
米国代表を辞退したラブ(AP) Photo By AP
 男子バスケットボールの米国代表に、最終候補57人の中に入っていたナゲッツのセンター、ジャベール・マギー(33=213センチ、122キロ)と、ラスベガスでの合宿で代表の練習相手となっていた「セレクトチーム」からケルドン・ジョンソン(21=196センチ、100キロ)の2人が新たに追加された。
 AP通信やスポーツ専門局のESPNが関係者の話として伝えているもので、ブラドリー・ビール(28)が新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)の対象となって五輪出場が不可能となったことを受けての緊急招集。2012年のロンドン五輪に出場しているケビン・ラブ(32=キャバリアーズ)は右脚の故障を抱えており、「全力で戦うべき五輪のレベルまで戻っていない」と代理人に申し出て19日の出発まであと3日と迫ったこの日に代表を辞退した。

 米国代表では現在、「ファイナル」に出場しているバックスのドリュー・ホリデー(31)、クリス・ミドルトン(29)とサンズのデビン・ブッカー(24)がまだ代表には合流しておらず、そこにビールの離脱とラブの辞退が重なった形。代表メンバーを管轄する「USAバスケットボール」では15日に緊急ミーティングを行って対策を協議していたが、グレグ・ポポビッチ監督(72)は、NBAが現在オフシーズンに入っていることもあって、最終候補に入っている選手の調整状態に関心を寄せていた。

 マギーはネバダ大から2008年のドラフト全体18番目にウィザーズに指名されてNBA入り。ウォリアーズとレイカーズで3度ファイナルの優勝を経験しているセンターで、NBA通算では747試合に出場(先発は319試合)して7・8得点、5・2リバウンド、1・5ブロックショットをマーク。東京五輪の米国代表ではヒートのバム・アデバイヨ(23=206センチ、116キロ)がセンターとして先発しているが、チームに身長が7フィート(213センチ)を超えるビッグマンが不在で、その穴を埋めるためにショットブロッカーの1人でもあるマギーが選考されたもようだ。

 一方、2季目のジョンソンはポポビッチ監督率いるスパーズのオールラウンダー。八村塁(23)がウィザーズに全体9番目で指名された2019年に全体29番目に指名されたスモールフォワードで今季は12・8得点をマークし、強化試合でも代表の一員として試合に出場していた。

 なおビールの離脱とラブの辞退、さらに代表に入っていたジェラミー・グラント(27=ピストンズ)もプロトコルの対象となってチームを離れたために(復帰の可能性大)、米国代表は16日に予定していたオーストラリアとの強化試合は中止となった。

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