パラ競泳・木村敬一 銀メダルに悔しさも…木村節出た「オレンジジュースをリンゴに…ウソやけど」

2021年09月01日 19:30

競泳

パラ競泳・木村敬一 銀メダルに悔しさも…木村節出た「オレンジジュースをリンゴに…ウソやけど」
<パラリンピック 競泳>男子100メートル平泳ぎ(SB11)決勝、2位となり悔しそうな表情を見せる木村(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【東京パラリンピック・競泳 ( 2021年9月1日    東京アクアティクスセンター )】 男子の100メートル平泳ぎ(視覚障がいSB11)決勝が1日に行われ、4大会連続出場の木村敬一(30=東京ガス)が1分11秒78で銀メダルを獲得した。08年北京大会から3大会で銀3、銅3の6つのメダルを手にするパラ競泳のエースが、自身7つ目のメダルを手にした。
 前半の50メートルをトップで折り返し、粘って2位でフィニッシュした木村はどこか悔しそうな笑顔を浮かべた。「あれは喜んでいます」としつつ、最後まで競り合ったドルスマン(オランダ)との0秒56の差に「後から聞いたらちょっと悔しいかなって。この種目で金メダルとは自分で思えていなかったので、その辺りが足りなかったのかな」と振り返った。

 リオ大会は個人5種目に出場したが、今大会は体力を温存するために3種目に絞った。8月30日の200メートル個人メドレーは5位に終わり「心配になったところもあった」というが、今大会最初のメダルを獲得し「100メートル種目では十分戦える」と手応えを得た様子。中1日での切り替えに「絞っているのでこの種目に集中できた」とし、「変えたところ?特にないです。オレンジジュースをリンゴジュースに変えたくらい。…ウソやけど」と“木村節”も飛び出した。

 9月3日には出場4大会目で初の金メダルを目指す大本命種目の100メートルバタフライが控える。悲願達成へ平泳ぎで弾みをつけ、「最後ですので、持てる力を出し切って頑張りたい」と力を込めた。

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