パラマラソン 日本選手団最年長の66歳・西島美保子は8位「走ってきて良かった」

2021年09月05日 11:48

陸上

パラマラソン 日本選手団最年長の66歳・西島美保子は8位「走ってきて良かった」
 女子マラソン(視覚障害T12) ゴールする西島美保子(手前)=国立競技場 Photo By 共同
 【東京パラリンピック・陸上マラソン ( 2021年9月5日    国立競技場発着42・195キロ )】 女子視覚障がいT12で今大会日本選手団最年長の66歳・西島美保子(JBMA)は3時間29分12秒で8位だった。
 中盤以降、足が痙攣し何度も立ち止まりながら、心だけは折れなかった。初出場だった16年リオ大会は完走できなかっただけに「どうしてもゴールにはたどりつきたくて」と必死に足を動かした。フィニッシュ後は伴走者に抱きとめられて笑顔。「5年間つらい練習も多かった。たまには難しいな、ついていけないのかなと思う時もあったけど、リベンジの気持ちが強かったので。一つの目標を達成できて良かった」と汗を拭った。

 年齢を重ねながら進化を続け、「2回も代表に選んでいただいて、走ってきて良かった。ありがとうという気持ちでいっぱい」と万感の表情だ。今後については「パラリンピックはこれで最後」とキッパリ。不屈のランナーは「楽しみながらいろんなところを走ろうと思っている」と笑った。

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