3×3.EXE PREMIERプレーオフ 男子UTSUNOMIYA BREX、女子BEEFMAN連覇

2021年09月17日 05:30

バスケット

3×3.EXE PREMIERプレーオフ 男子UTSUNOMIYA BREX、女子BEEFMAN連覇
2019シーズンに続いて連覇を達成したUTSUNOMIYA BREX.EXE(左)とBEEFMAN.EXE Photo By 提供写真
 3人制バスケットボールのグローバルプロリーグ「3×3.EXE PREMIER(スリーエックススリードットエグゼプレミア)JAPAN 2021 PLAYOFF presented by PORCHE」が、都内で無観客開催され、男子がUTSUNOMIYA BREX.EXE、女子がBEEFMAN.EXEの2019シーズンの男女優勝チームがそれぞれ連覇を達成した(昨年は開催中止)。
 大会は11日に行われた。男子で優勝したUTSUNOMIYA BREX.EXEは出場16チームの中で唯一、3人での出場となり、非常に苦しい状況を強いられたたものの、齊藤洋介選手がMVPに選ばれる活躍を見せた。「日本中の方々が大変な思いや困難な状況にある中、3人で出場し、非常に苦しい状況でしたが、伝説をつくる!という思いで挑みました。自分たちのプレーでエネルギーや勇気を少しでも多くの方に伝わればうれしい」と、ファンに対してメッセージを送った。

 一方、女子で優勝したBEEFMAN.EXEの桂葵選手もMVPに選出された。「東京五輪をきっかけに3×3が盛り上がっているのは非常にうれしいですが、海外ではすでに国際大会が開催されています。世界のレベル向上や動きに置いていかれないように、常にアンテナを張りながら、今できる状況の中で3×3のレベルアップし続けることが大事だと考えています」と、今後の3×3に対して強い危機感と責任を感じている。

 3人制バスケットボール(3×3)は、東京五輪競技で初めて正式競技として採用され、競技会場となった東京・江東区を本拠地とするKOTO PHOENIX.EXE(江東フェニックス)も、特別な思いを持ってプレーオフに出場。1回戦で敗れはしたが、大坪孝行オーナーは「これからが本当の意味でリーグ、各チーム、選手たちが頑張らなければ3×3は、五輪特需の一時的な盛り上がりで終わってしまうのではと危機感を持っています。3×3はまだマイナースポーツの域を出ていませんし、観客動員数、SNSのフォロワー数、チームの売り上げ、選手の待遇など、何を取ってもBリーグには遠く及びません。チームとして、まずは地域貢献活動を増やすなど区内での認知度やファンを増やしていけるよう努力していきたいと考えています」と話す。

 また、同チームでプレーオフに初出場した伊藤尚人選手も「多くの方々の支えがあって僕達が試合できていることを忘れず、これからも感謝の気持ちを持って、来年はPREMIERで優勝できるように、個人ではなくチームとして戦える準備を始め、来プレーしていきたい」と、来季に向けての意気込みを話した。

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