渋野が来季米挑戦へ 下部ツアーでも参戦する覚悟 「経験する価値はある」

2021年09月24日 05:30

ゴルフ

渋野が来季米挑戦へ 下部ツアーでも参戦する覚悟 「経験する価値はある」
プロアマ戦の1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が来季の去就に関して米下部ツアー参戦も辞さない覚悟を口にした。24日開幕の国内ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(宮城・利府GC)に出場する渋野は23日のプロアマ戦後、記者会見に出席。12月の米ツアー最終予選会で来季の出場権を獲得できなかった場合、米下部ツアーから挑戦する意向を示した。22年は米国を主戦場とする。
 会見ではスイング改造で助言を受けるなど親交がある石川遼(30=CASIO)が米下部ツアーの予選会に挑戦することについて感想を求められた。

 渋野は「日本の女子でいうステップアップツアーなので本当に厳しいけど、PGA(米ツアー)で戦いたい気持ちがあるからこその決断。本当に凄いなと思うし、尊敬しかない」と決断を尊重。「私ももっと頑張らなきゃいけないし、米国(参戦)への強い気持ちが増した」と刺激を受けたことを明かした。

 自身も来季の米ツアー出場権を懸けて最終予選会(Qシリーズ)に出場する。最終予選会は12月2~5日、同9~12日の合計8日間で実施。合計144ホールのストロークプレーで争われ、少なくとも45位タイまでの選手に出場権が付与される見通しだが、多くの試合に出場するには上位に入る必要がある。

 渋野は「もし駄目だったら(米下部ツアーに)出る選択肢はある。それぐらいの気持ちで(挑戦する)。凄く難しいところではあるけど、それでも経験する価値はあると思う。一番はUSLPGA(米ツアー)でしっかり戦うことだけど、もしこけてしまった場合の選択肢は頭にある」と米ツアーの出場権が得られない場合、米下部ツアー参戦も辞さない覚悟を口にした。

 過去には有村智恵、森田遥らが参戦した米下部ツアーは今年20試合開催予定だが、各大会の賞金総額は20万ドル(約2200万円)前後で米ツアーに比べて1桁少ない。環境も恵まれているとは言えない。それでも「そういうの(環境)も含めて大変だと思うけど、人生において価値のあることだと思う。ネガティブな思いはない」と前向きな姿勢を示した。

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