【ラグビー日本代表2021秋の陣《5》】レジェンドを“破壊” ジェームス・ムーアの絶対的存在感
2021年10月05日 09:46
ラグビー
19年W杯を一緒に闘ったトンプソン・ルークはすでに引退し、この秋も宮崎合宿に招集されたヴィンピー・ファンデルバルトは故障で離脱を余儀なくされた。ただでさえ層が薄いとされるロック勢でのプレゼンスはますます高まるが、相対的に語らずとも、ムーアの絶対的存在感はくだんのライオンズ戦や、その後のアイルランド戦で両チーム最多のタックル回数、2度のラインアウトスチールで示された通りだ。それでも現状に満足せず、「合宿やツアーは何を求められているかを頭に入れて、上達をしないといけないし、能力を証明しないといけない。ただ呼ばれて練習をこなすだけではダメ。自分の課題はボールキャリー。ボールを持ったら前に出て、勢いを付けたい」と危機感を持つ。スイッチオフの時間は少し隙を見せているかも知れないが、練習では新進気鋭の19歳やその他のロック選手にも良き見本となっていることだろう。
秋のテストマッチ初戦はいきなり母国オーストラリアと対戦する。「生まれ育った国との対戦で、特別な気持ちになるとは思う」。感情は少し乱れるかも知れないが、ポジティブなエネルギーへと転換して、前への推進力にするだろう。
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