古市雅子が金メダル獲得、女子は4階級制覇 レスリング世界選手権

2021年10月08日 17:24

レスリング

古市雅子が金メダル獲得、女子は4階級制覇 レスリング世界選手権
初の金メダルを獲得し、日の丸を掲げる古市(日本レスリング協会提供) Photo By 提供写真
 【レスリング世界選手権第6日 ( 2021年10月7日    ノルウェー・オスロ )】 女子72キロ級は古市雅子(24=自衛隊)が決勝でカザフスタン選手を下し、初の金メダルを獲得した。68キロ級の宮道りん(21=日体大)は決勝でフォール負けし、59キロ級の花井瑛絵(21=至学館大)も決勝で敗れ銀メダル。57キロ級の南條早映(22=至学館大)は3位決定戦に勝って銅メダルを獲得した。今大会で女子の日本勢は4階級を制覇した。
 19年大会で銅メダルを獲得している古市は、悲願の頂点に日の丸を掲げてマットを1周し「(ウイニングランは)先輩方がやっているのを見て自分もやりたいと思っていたので、最高でした」と笑みを浮かべた。初の決勝は3―0のリードを守り切り「いつも通り相手の動きが見えて周りの声も聞こえていた。気持ちで勝つことができた」と納得の表情。「72キロで優勝してから五輪階級に挑戦したい」と語っていた24歳は、有言実行で世界一の称号を手にし「パリに向けて一歩ずつ頑張っていきたい」と力を込めた。

 宮道は準決勝で東京五輪金メダルのメンサストック(米国)にフォール勝ちして大金星をあげたが、キルギス選手との決勝に敗れ「決勝で負けてしまったら意味がない。練習が足りなかった」と涙。日体大で五輪4連覇の伊調馨から指導を受けて力を伸ばした新星は「自分がやってきたことが間違っていないと証明できるのはマットの上だけなので、こんな結果になって申し訳ない」と声を震わせつつ、「練習も気持ちもレスリングも全部、一から鍛え直したい」と必死に前を向いた。

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