日米両エースの“相棒”峰幸代が現役引退示唆「最後だという気持ち」 北京で「上野の413球」受ける
2021年11月08日 05:30
ソフトボール
峰は20歳で出場した2008年北京五輪で金。エースの上野とバッテリーを組んで「上野の413球」を全て受けた。14年に一度は引退したが、16年に新天地・トヨタ自動車で現役復帰。米国代表のアボットとバッテリーを組み、日米両エースを知り尽くす頭脳となった。
19年12月に約5年ぶりに代表合宿に呼ばれ、東京五輪には3番手の捕手で滑り込んだ。米国との1次リーグ最終戦で、13年ぶりの五輪先発マスク。「13年、いろいろあった。出られて幸せだった」と涙を流していた。
五輪と日本リーグを終えたが、今月19日からは全日本総合選手権(栃木)が控えているため「まだまだ頑張る」と気持ちは尽きていない。ただ、今後については「違った意味で、チームやソフトボール界に貢献したいなと思っている」と語った。
▽北京五輪の峰 先発出場の際は8番で出場。決勝トーナメント3試合は、先発フル出場で「上野の413球」を全て受けた。大会の通算成績は、8試合20打数1安打1打点だった。
◆峰 幸代(みね・ゆきよ)1988年(昭63)1月26日生まれ、福岡県出身の33歳。小学3年から野球を始め、中学からソフトボールに。木更津総合高(千葉)を経てルネサス高崎入り。14年に一度は引退したが、16年にトヨタ自動車で現役復帰。北京五輪と東京五輪金メダルの他に、世界選手権優勝2回、準優勝1回。トヨタ自動車でも国内リーグ制覇を経験。1メートル65、右投げ右打ち。
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