原英莉花 17アンダーで涙の21年初優勝 「もう勝てないんじゃないかと…。幸せ」
2021年11月22日 05:30
ゴルフ
「いろんなことがあって。もう勝てないんじゃないかと思ったりもして。本当に幸せです。ゴルフを続けてきて良かったです」
前半のアウトは1バーディー、1ボギーのパープレー。もたついている間に2位と2打あったスタート時のリードはなくなった。負けが頭をよぎったその時、原に勝利の女神がほほ笑みかけた。
「こんなところで止まってるなんて奇跡だなと思って歩測しちゃいました。ホントに一歩。ついてるなと思いました」。17番パー5。1Wを振り抜いた瞬間、右の池を覚悟したが、打球は赤線のわずか1ヤード手前のラフでストップ。ここから214ヤードを7Wでピン右8メートルに運んだ原はこのイーグルパットをジャストタッチで沈め、一時首位に4人が並ぶ大激戦を抜け出した。
昨年、日本女子オープン、ツアー選手権と国内メジャーを連勝。さらなる飛躍を誓った今年は海外メジャーにも積極的に挑戦。しかし、4月のANAインスピレーション、8月の全英女子オープンともに100位台で予選落ち。4月の米国遠征後は腰痛が常態化し、原らしい思い切りの良さも影を潜めていた。
この2カ月は断酒して畑岡奈紗、小祝さくらに続く黄金世代3人目の3年連続の優勝を目指した。動画をあさり回って世界ランク1位N・コルダ(米国)のパッティング技術を盗み、愛媛入り直前には叱られるのを覚悟で師匠・尾崎将司の元を訪ねて助言を求めた。
「宮崎でおいしいお酒が飲めます。ジャンボさんには2連勝して報告に行きます」。今週は自身初の大会連覇が懸かる宮崎でのツアー選手権。原に輝きが戻ってきた。
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