藤田寛之 24季連続賞金シード獲得へ「ラストチャンス」 自分を信じて戦う72ホール
2021年11月23日 16:46
ゴルフ
「ホントの意味でのラストチャンスになりましたね。ここ最近はこの時期、日本シリーズのことを気にしていることが多かったんですけど、その時、ほかの選手を見て大変だなあと思ってたのがね。賞金シードはプロゴルファーとして純粋に獲りたい。毎年、第一目標はそこ。そこに入りたいという思いは強いですからね」
生涯獲得賞金ランキング25位以内の選手に与えられるシード権により藤田が来季いきなりレギュラーツアーから姿を消すことはないが、2018年のこの大会では谷口徹が賞金シードを失い、涙を流すシーンを目撃している。トッププレーヤーの証しである賞金シード。そこへのこだわりは強い。
年またぎとなった今シーズンの最高成績は昨年12月の日本シリーズ8位。今年に入ってからは8月のセガサミー・カップの37位が最高とトップ10はおろかトップ20入りもない。
「気持ちの面では雨の中でゴルフをしてるようなもの。たまにカラッと晴れた日もありますけど、雨は止まないし、どんどん土砂降りになっていく感じですかね。みんな40代くらいから年齢的なものが現れてくる。自分はしぶとく頑張ってきましたけど、さすがにダメかなみたいな感じです」
50歳を過ぎて以降は体力と視力の衰えが顕著になり、今年に入ってからいよいよ体が思うように反応しなくなってきた。ゴルフが楽しいと思える瞬間も少なくなったが、これまで積み重ねてきた努力は本物だという自負はある。
「トレーニングも体のケアも賞金王を獲った時と変わらないぐらい今でもやってますから。これでダメならという思いです」
カシオ・ワールド・オープンは過去19度出場してトップ10が3度。最低条件の単独21位を上回ったのは6度だが「今さらそこを考えてもしょうがない。それよりも自分の場合は一打一打です」と淡々。自分を信じて残り72ホールを戦う。
おすすめテーマ
2021年11月23日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
高木美 W杯1500メートル開幕連勝、北京金へ満足せず「高い意識持っていく」
-
村元・高橋組 白×白のソーラン節、ポーランドでエキシビション参加
-
鍵山 GPシリーズ連勝から一夜 ファイナル、五輪へ大技精度向上誓う
-
陵侑 予選でスーツ規定違反、失格 W杯ジャンプ男子個人第2戦
-
箱根駅伝連覇へ 駒大・鈴木が戻って来る、右大腿部疲労骨折完治「焦らず調整」
-
スポクラ女子・森 雨で“幻のV”…高度稼ぐもコンディション不平等で決勝不成立
-
美誠 シングルス準決勝で五輪銀・孫穎莎と対戦も 23日開幕卓球世界選手権
-
バスケ男子日本代表・比江島“世界1勝”目指し気合 27、28日W杯予選VS中国
-
岡田・吉岡組が予選首位、吉田・木村組は5位 セーリング全日本470級選手権
-
御嶽海“苦手の11月”4年ぶり勝ち越しに「そろそろ結果出さないと」
-
照ノ富士 力差見せた、高安に4連勝「ちゃんと当たれて良かった」
-
貴景勝 自己最長9連勝も…右膝強打に懸念「大丈夫」と詳細語らず
-
清水希容 都市対抗野球で“ベンチ入り”、所属する「ミキハウス」チームマスコットで「最高のエール送る」