【玉ノ井親方視点】貴景勝は詰めが甘かったが、尾を引く黒星ではない

2022年01月10日 19:46

相撲

【玉ノ井親方視点】貴景勝は詰めが甘かったが、尾を引く黒星ではない
<大相撲初場所2日目>貴景勝(右)を突き落としで破る明生(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所2日目 ( 2022年1月10日    両国国技館 )】 期待の大関・貴景勝が2日目に早くも黒星を喫してしまった。
 明生戦は頭から当たって、そのまま勢い良く前に出た。流れは良かったものの、相手に右に回り込まれ、右足が滑って伸びるような形になり、あっけなく手を付いてしまった。

 ただ、押し込まれて負けたわけではない。今場所は体に張りがあって、しっかり前にも出ている。初日の若隆景戦の当たりが素晴らしかっただけに、こんなに早く黒星が付くとは思っていなかったが、尾を引く相撲にはならないだろう。

 一方の明生は体が大きくなったが、腰にテーピングを施しているように、ハリを感じているようだ。

 体重が増えておなが出てくると、腰に負担がかかりやすくなる。もともと明生は四つに組むと、強引に投げにいくタイプ。場所前の稽古で痛めてしまったのだろうか。

 この日はうまく回り込んで勝ちを拾ったが、初日と同じように、立ち合いで当たってからの流れは良くなかった。貴景勝の詰めが甘いと感じた一番だった。

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