高木菜那「左足がいうことをきかなくなっていた」 まさかの最終コーナー転倒でマススタート1回戦敗退

2022年02月19日 18:37

スピードスケート

高木菜那「左足がいうことをきかなくなっていた」 まさかの最終コーナー転倒でマススタート1回戦敗退
女子マススタート1回戦のレースを終え、厳しい表情の高木菜那(共同) Photo By 共同
 【北京五輪第16日 ( 2022年2月19日 )】 スピードスケート女子のマススタート予選が19日に行われ、平昌五輪覇者の高木菜那(29=日本電産サンキョー)が敗退する波乱があった。ラスト1周で先頭をうかがう位置まで順位を上げたものの、最終コーナーでまさかの転倒。4日前の女子団体追い抜きとほぼ同じ場所でアクシデントに見舞われ、連覇の夢は消えた。
 「2シーズンぶりのマススタートで気合を入れていったんですけど、なかなかいいレース展開を作れなくて…」

  マススタート出場は、20年3月のW杯最終戦が最後。2年近くもレースから遠ざかっていた。決勝では一度に16人がスタートするマススタートは、他の種目と違い、駆け引きが勝負を左右する。勝負勘の不足を敗因の第一に挙げた。

 「(レースの)ラストは、左足がいうことをきかなくなっていた。スケートがもっていかれるような感じだった」

 長丁場の北京五輪。肉体も精神も極限まで削った戦いの代償が、最後に悪夢を招いたのかもしれない。

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