八村は18得点 11試合連続で3P成功も黒星 渡辺は2得点

2022年03月10日 15:08

バスケット

八村は18得点 11試合連続で3P成功も黒星 渡辺は2得点
クリッパーズのハーテンスタインに反則でシュートを阻止されるウィザーズの八村(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体11位のウィザーズは9日、敵地ロサンゼルス(カリフォルニア州)で西地区全体8位のクリッパーズと対戦したが、109―115(前半55―57)で競り負けて29勝35敗。第3Q終盤で一時10点をリードしたものの、リード・チェンジ20回、同点10回というシーソーゲームを制することはできなかった。
 クリッパーズには今季2戦2敗でロードでは2008年2月13日に91―89で勝って以来、通算14連敗。1月25日にワシントンDCで行われたこのカードでは最大35点をリードしながらルーク・ケナード(25)に終了間際、痛恨の“4点プレー”を決められて115―116で敗れていたが、敵地での試合でも勝機がありながら敗れた。

 移籍2戦目のクリスタプス・ポルジンギス(26)はチーム最多の19得点を挙げたが、同点を狙った残り17・7秒でのシュートは失敗。チームの3点シュート成功は27本中10本(成功率%)で38・5%)で8試合ぶりに40%を下回った

 八村塁(24)は21―21だった第1Qの8分36秒からコートに登場。カイル・クーズマ(26)のパスを受けてゴール下で決めたシュートでこの試合の初得点を記録した。第2Qでは開始15秒でフリースローを2本決めたあと、ユーロステップからのシュートを含めてフィールドゴール(FG)を3本連続で成功。1分36秒間で8得点を稼いでこの時点で今季12回目の2ケタ得点となった。

 前半では3点シュートを3本外していたが、第4Qの5分47秒にはオフェンス・リバウンドを拾ったあと左サイドから成功。自己最長となっている連続成功記録は11試合に伸びた。結局この試合では24分の出場でFGを10本中7本(3点シュートは4本中1本)成功させて18得点と3リバウンド、1アシスト、1スティールを稼いだが勝利には結びつかなかった。

 八村は今季3点シュートを58本中29本成功。昨季32・8%だった成功率は50・0%に上昇している。

 クリッパーズは3試合ぶりに白星を挙げて35勝23敗。レジー・ジャクソン(31)が31得点、マーカス・モリスSR(32)が27得点をマークし、108―109で迎えた第4Qの残り31・2秒にはニコラス・バトゥーム(33)が3点シュートを成功させてこれが決勝点となった。

 一方、東地区全体7位のラプターズは敵地サンアントニオ(テキサス州)で西地区全体12位のスパーズを119―104(前半58―61)で退けて35勝30敗。球宴に出場したフレッド・バンブリート(28)が6試合ぶりに復帰して26得点をマークし、チームの連敗を3で阻止した。

 渡辺雄太(27)は114―99で迎えた第4Q残り1分45秒から出場。残り24・8秒にランニングステップからオフバランスの体勢でシュートを決めて2得点を記録している。

 スパーズは25勝41敗。グレグ・ポポビッチ監督(73)はこの試合に勝っていればドン・ネルソン氏が保持する通算最多勝利記録(1335勝)を更新したが、単独の新記録樹立はおあずけとなった。

 東西両地区の首位同士がマイアミ(フロリダ州)で激突した一戦は、サンズが111―90(前半57―55)で地元のヒートを下して53勝13敗。1月8日のこのカードでは100―123で敗れていたが2戦目では勝利を収め、これで29チームから白星を挙げた。サンズとしては15シーズンぶりの全チーム制覇。プロトコルの対象となっていたデビン・ブッカー(25)は5試合ぶりに復帰して23得点を稼ぎ、“貯金”は今季初めて40の大台に乗った。

 東地区全体2位のバックスと西地区全体7位のティンバーウルブスは6連勝。ロケッツに延長の末に敗れたレイカーズはロードで9連敗を喫している。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場3分24秒=3得点)
(1)8分36秒・3点シュートライン付近にいたクーズマがシュート・フェイクからパス。ゴール下で受けてシュート=〇(アシスト・クーズマ)
*10分11秒・フリースロー2本=〇×
(2)11分22秒・左サイドでステップバックから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場6分15秒=8得点)
*15秒・フリースロー2本=〇〇
(3)45秒・ハイポストのポルジンギスからのパスを受けてゴール下=〇(アシスト・ポルジンギス)
(4)1分15秒・速攻からユーロステップでゴール下=〇(アシスト・スミス)
(5)1分41秒・速攻から右サイドを疾走してダンク=〇(アシスト・スミス)
(6)4分36秒・右サイドから3点シュート=×
(7)6分1秒・正面やや右から3点シュート=×
 ▼第3Q(出場4分20秒=4得点)
(8)8分5秒・正面右サイドからインサイドに入ってジャンプシュート=〇
(9)9分36秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=〇(アシスト・スミス)
 ▼第4Q(出場10分4秒=3得点)
(10)5分47秒・オフェンス・リバウンドを拾って左サイドから3点シュート=〇

 <9日の結果>
セルティクス(40勝27敗)115―101*ホーネッツ(32勝35敗)
ブルズ(40勝26敗)114―108*ピストンズ(18勝48敗)
サンズ(53勝13敗)111―90*ヒート(44勝23敗)
*バックス(42勝25敗)124―115ホークス(31勝34敗)
*ティンバーウルブス(38勝29敗)132―102サンダー(20勝46敗)
マジック108―102*ペリカンズ(27勝39敗)
*ロケッツ(17勝49敗)139―130(延長)レイカーズ(28勝37敗)
ニックス(28勝38敗)107―77*マーベリクス(40勝26敗)
ラプターズ(35勝30敗)119―104*スパーズ(25勝41敗)
*ジャズ(41勝24敗)123―85トレイルブレイザーズ(25勝40敗)
ナゲッツ(40勝26敗)106―100*キングス(24勝44敗)
*クリッパーズ(35勝23敗)―ウィザーズ(29勝35敗)
 *はホームチーム

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