本多 競泳エース宣言、憧れ瀬戸は「ライバル。世界で戦うためには超えないと」

2022年03月10日 05:30

競泳

本多 競泳エース宣言、憧れ瀬戸は「ライバル。世界で戦うためには超えないと」
日本代表のエースになることを宣言した本多(日本水泳連盟提供) Photo By 提供写真
 6月の世界選手権(ブダペスト)に向けて都内で合宿中の競泳日本代表が9日、オンライン取材に応じた。東京五輪200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(ともる、20=アリーナつきみ野SC)が日本のエースとしてフル回転宣言。200メートルバタフライと400メートル個人メドレーで代表権を得ており、長く背中を追い続けてきた瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)は憧れの存在ではなくライバルであることを強調した。
 世界選手権代表は18選手中6選手が初代表。自己紹介の場で本多は「俺がエースだから」と発言した。32歳のベテラン入江や東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋らがそろう中、代表2年目の20歳の大胆宣言。「昔から代表のエースに憧れがあったので自分から言っていこうかなと思って。おごりではなく自分に言い聞かせるため。まだエースの器ではないかもしれないが、そうなれるように、この合宿からエース、エースと皆に言っています」と意図を明かした。

 昨夏の東京五輪の200メートルバタフライで銀メダルを獲得。男子で唯一、表彰台に上がった。今月の代表選考会では200メートルバタフライで2位に1秒以上の差をつけ圧倒し、400メートル個人メドレーは瀬戸に0秒07差で競り勝った。同じバタフライと個人メドレーを主戦場とする瀬戸は中学時代から憧れの存在。だが「今はライバル。もう負けたくない。世界で戦うためには大也さんを超えないといけない」と言い切った。

 選考会までは個人メドレー重視の練習を積んだため、200メートルバタフライは得意の終盤に失速。自己ベストから0秒31遅れた。世界選手権に向けて再びバタフライに重点を置く方針だが、今合宿では平泳ぎが専門の武良にキックを教わるなど、両種目の強化に余念がない。「世界選手権は五輪で夢を達成させるための大事な大会になる」。24年パリ五輪での金メダルへ、ブダペストでエースにふさわしい結果を追求する。

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