大坂なおみ、ヤジに涙…観客から「ナオミ最低!」動揺隠せずストレート負け 試合後異例の場内スピーチ
2022年03月14日 05:30
テニス
大坂も了承して試合を続行したが、動揺は隠せない。第3ゲームでサーブを打つ際には思わず涙を流し、ベンチでも涙が止まらなくなった。心配した主審や大会主催者が説得するかのように話す場面もあったが、一度乱れたリズムは取り戻せず第1セットは0―6。第2セットも落として敗退が決まった。
試合後は敗者としては異例の場内スピーチを行った。「前にもやじを浴びたこともあるので気にはならなかった」と切り出すと、憧れのビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹が“被害”に遭った01年大会の例を挙げた。同大会では準決勝で姉妹対決が決まりながら姉ビーナスが棄権。決勝では妹セリーナがブーイングを浴びており「それが頭の中で何度も再生された。まだ見てない人は見た方がいい」と説明。「(泣いた理由は)分からないけど、泣かないようにした」と話し、うつむいてコートを去った。
昨年の全仏オープンでの会見拒否騒動後、うつに悩まされてきたと公表。休養を取り、「テニスを楽しむ」と語って復帰したが、またも精神面を試される事態に見舞われ、乗り越えられなかった。18年にツアー初優勝を飾った思い出の大会は、大坂が抱える課題を改めて浮き彫りにした。
▼クデルメトワ 試合に集中していたから女性が何と言ったのか聞こえなかった。なおみが泣き始めたのを見て何が起こったのか分からなかった。
おすすめテーマ
2022年03月14日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
初場所で序二段優勝の朝阪神 地元での“開幕戦”は…大相撲春場所2日目
-
渋野「凄く自信になった」猛チャージ8位 20年12月の全米女子オープン以来のトップ10入り
-
安藤友香 日本人最高3位でMGC切符 「忍者走り」でニンニン!2時間22分22秒
-
細田あい 自己ベスト2分以上更新4位 故障で引退危機も家族の言葉で復活
-
初マラソン鈴木優花が日本学生新で5位 「パリ五輪に出場してメダルを獲りたい」
-
世界選手権女王チェプンゲティッチが大会新V 世界最高賞金2900万円ゲット
-
西郷真央、2週連続V逃し2位も…「最終日最終組18番」極限の重圧の中で見せた底力
-
石井「悔しい」自己最高2位「13アンダーまでいかれちゃったら仕方ない」
-
19年賞金ランク131位…サイ・ペイイン、逆転で日本ツアー12年目で初優勝「本当に不思議」
-
笹生、レコードタイ62 「ボギーがなかったのが一番良かった」、通算19アンダー12位
-
奈紗、悔しい12位 初日、2日目で首位も「順位を落としたのは残念」
-
稲森佑貴「今年は賞金王を目指す」 昨季賞金ランク6位
-
大坂なおみ、ヤジに涙…観客から「ナオミ最低!」動揺隠せずストレート負け 試合後異例の場内スピーチ
-
ナダル「これがテニスだ」 劣勢はね返した!4連続ポイント締めの貫禄勝利
-
美帆、五輪シーズン最終戦V 女子1000メートル、五輪金タイムに0秒09差
-
小平奈緒、5位で五輪シーズン幕 来季以降未定も「未来像は描いている」
-
新浜、連日VでW杯10勝目に到達 「来季につながる」
-
御嶽海「大関1勝」 06年白鵬以来の昇進場所Vへ好発進
-
【玉ノ井親方 視点】新大関初日“緊張”御嶽海 立ち合い押し込まれるも落ち着いて対応
-
照ノ富士 圧倒発進「落ち着いて取れて良かった」 初場所後にコロナ感染で調整不足も
-
カド番大関は明暗 白星発進の貴景勝「全力を出し切るだけ」 黒星の正代は取材に応じず
-
英乃海、再出発を白星で飾る 賭博容疑での出場停止明け「一生懸命に取り組む姿を見ていただきたい」
-
八角理事長「協会員一同、喜びに堪えません」 大阪での本場所、3年ぶりの有観客開催
-
BL東京・リーチ通算100キャップ 泥くさいプレーで5勝目に貢献
-
柔道体重無差別、斉藤立が初V 「まだ課題はあるが優勝できて良かった」 東京都選手権
-
レジェンドから新エースへ…新田&川除、充実の師弟リレー ノルディック距離日本は7位入賞
-
鈴木猛史、特別な「3・13」途中棄権に涙 ゴール直前で転倒「悔しい」
-
パラスポーツ普及のため競技団体、報道陣つなぐ懸け橋
-
冬の祭典閉幕、川除が閉会式旗手 金3個の村岡桃佳「あっという間」
-
北京銅・堀島が2位 非五輪種目デュアルモーグル形式 杉本は9位
-
高梨沙羅、年間総合5位 総合Vはオーストリアのマリタ・クラマー
-
陵侑、前半10位から失速13位 佐藤幸椰が9位
-
スノボ・三木つばさ「光栄」W杯初V 非五輪種目のパラレル回転