“氷上の詩人”小平 思わずうなった“とんち”利いた返答 独特の感性これからも

2022年04月13日 05:30

スピードスケート

“氷上の詩人”小平 思わずうなった“とんち”利いた返答 独特の感性これからも
小平奈緒 Photo By スポニチ
 【小平 10月地元・長野で「ラストレース」表明 】 【記者フリートーク】小平を取材していると“とんち”の利いた返答に思わずうなってしまう。スポーツの本質を問われると「戦いではなく、し合い(試合)。世界の選手と自分の持っている力を出し合って、氷の上で自分を表現し合う。それがスポーツの醍醐味(だいごみ)」。レースへ向けた気持ちの持ち方には「透明の筒。周りが見えない筒ではなく、周りは見えているけど、自分のやるべきことだけに集中する」。独特の表現を挙げればきりがない。
 長野県で活動する絵描きで、小平と親交の深い藤井リベカさんは「奈緒さんと会話していると、芸術家と話しているような感覚になる。感性が豊かで、自分の作風にもいい影響を受けた」と語る。本人は会見で「長い人生、スケートだけで終わりたくない」と強調していたが、深く同意。独特の感性が別のフィールドでも生きることは想像に難くない。個人的には芸術的分野や執筆活動に挑戦するのも面白いと思っている。(スピードスケート担当・木本 新也)

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