小平に聞く「たくさんの支えの中でここにいる」「指導者の未来像は描いてない」
2022年04月13日 05:30
スピードスケート
――涙を浮かべている。
「昔から泣き虫。いろんな方の思いや表情を思い出してしまった。凄くたくさんの方の支えの中で今、私はここにいるんだなと考えていた」
――北京冬季五輪は大会前に負傷した。
「全く悔いはない。あの舞台で、ありのままの自分を示すことができた。多くの方から“勇気をもらった”という言葉をいただき、納得している」
――4度の五輪を振り返って。
「過去にバンクーバーは“成長”、ソチは“屈辱”、平昌は“成長”と言わせていただいた。北京はなかなか言葉が見つからない。今も振り返っているところ」
――500メートルの世界記録は破れなかった。
「悔しい気持ちは湧き起こっていない。世界記録を目指すという過程が私を成長させてくれた。スケートを通じて、体を使いこなす楽しさが凄く価値あるものだった」
――指導者への興味は。
「その未来像は全く描いていない」
――北京五輪で金を含むメダル4個を獲得した高木美帆(日体大職)へ。
「同じ時期にスケートをできたことは、私にとっても凄く貴重な時間だった」