渋野日向子 攻めて「前進」2位 最終Hでイーグル狙う“勝負”のショットも

2022年04月18日 05:30

ゴルフ

渋野日向子 攻めて「前進」2位 最終Hでイーグル狙う“勝負”のショットも
最終ラウンド、6番でキャディー(左)と談笑する渋野日向子 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー ロッテ選手権最終日 ( 2022年4月16日    ハワイ州 ホアカレイCC=6603ヤード、パー72 )】 首位と3打差の2位から出た渋野日向子(23=サントリー)は2バーディー、ボギーなしの70と伸ばしたが、2打及ばず通算9アンダーの2位で終えた。19年AIG全英女子オープン以来となる米ツアー2勝目はお預けとなった。首位から出たキム・ヒョージュ(26=韓国)が71にまとめ、通算11アンダーでツアー通算5勝目を挙げた。
 1打差を追って迎えた最終18番パー5。渋野は「イーグル取らんと無理だろうな」と、残り221ヤードの第2打で7Wをフルスイングした。バンカーとグリーンの間の傾斜に当たった打球は、手前のバンカーに転げ落ちる。傾斜を越えていればグリーンに乗っていた。「果敢に攻めた結果」、1ヤードが命運を分けた。直後にキム・ヒョージュが3打目をピンそばにつけると、笑顔で拍手を送った。

 「あれはね、もう万歳でしょ。やっぱり強い。優勝はできなかったけど、個人的にはよく頑張った結果かな」

 確かに3年ぶりの2勝目には届かなかったが、最終組の緊張感の中でも、2つスコアを伸ばす底力を見せた。決勝2日間はボギーなし。20年の全米女子オープンでは首位で迎えた最終日に落として4位。2週前のシェブロン選手権でも首位で臨んだ第3日に77と崩れて4位だった。「ここまで3、4日目に落とすことが多かった。自分のゴルフが最後までできて、前進しているかな」とも言った。

 この大会の2位で年間ポイントレースで15位の498・625ポイントとなった。目標とするフルシード獲得基準の80位は昨季実績で381・280ポイント。出場試合が限られる最終予選会20位の資格での今季参戦から、来季シードに大きく前進したと言える。「それでも気を緩めず、上位争いができるように頑張りたい」と、次週からのカリフォルニアでの2連戦へと視線を向けた。

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