ラプターズ3連敗 V率0%の崖っ縁 最大17点のリードを守れず76ersに延長で苦杯
2022年04月21日 12:35
バスケット
しかし95―95で迎えた残り26・6秒、ジェームズ・ハーデン(32)の6反則退場の際に得たフリースロー(FT)を、この日3点シュートを2本とも決めて20得点を稼いでいたプレシャス・アチューワ(22)が2本とも失敗(今季のFT成功率は59・5%)。このあと76ersはジョエル・エンビード(28)とトバイアス・ハリス(29)がシュートを外しており、アチューワが1本でもフリースローを決めていれば違った結果になったかもしれない一戦だった。
ラプターズではOG・アヌノビー(24)がチーム最多の26得点をマークしたものの、100―101で迎えた延長の残り26・2秒のフリースローは1本目を決めて同点にしたものの2本目は失敗。ここでも勝ち越すことはできなかった。18日の第2戦で体調不良で無得点に終わっていたゲイリー・トレントJR(24)は4本の3点シュートなどで24得点。フレッド・バンブリート(28)とパスカル・シアカム(28)の主力コンビはともに12得点にとどまり、フィールドゴール(FG)の成功は2人合計で29本中9本に終わった。
第2戦で左足首を痛めた新人のスコッティー・バーンズ(20)は欠場。第3戦には9人が出場したが、渡辺雄太(27)は2試合連続で出場機会がなかった。
76ersはレギュラーシーズンのこのカードでは1勝3敗だったがプレーオフでは3戦全勝。マティス・サイブル(25)が新型コロナウイルスのワクチン未接種のためにカナダに入国できず、ディフェンス力のあるガードを1人欠いての試合だったが、今季の得点王でMVPの最終候補に入っているエンビードが33得点と13リバウンドをマーク。101―101だった延長の残り0・8秒にはスローインを受けた直後にターンアラウンドからの3点シュートをねじ込んでこれが決勝点となった。
一方、第2シードのセルティクスも第7シードのネッツに最大17点差をつけられながら114―107(前半55―65)で逆転勝ちを収めて地元ボストン(マサチューセッツ州)で2戦2勝。ジェイレン・ブラウン(25)が22得点、第1戦でブザービーターを決めたジェイソン・テータム(24)は19得点と10アシスト、ポイントガードとして史上2人目の最優秀ディフェンス賞に輝いたマーカス・スマート(28)は12得点をマークし、出場8人中7人が2ケタ得点を挙げて接戦をものにした。
ネッツではケビン・デュラント(33)がフリースローを20本中18本を決めて27得点。しかし第1戦で39得点を稼いだカイリー・アービング(30)は40分出場しながら10得点に終わり、後半はこの2人で17本のFGを試みたものの成功したのはアービングの1本だけだった。
<19日の結果>
▼東地区1回戦
(2)*セルティクス(2勝)114―107(7)ネッツ(2敗)
(4)76ers(3勝)104―101(延長)(5)*ラプターズ(3敗)
(6)ブルズ(1勝1敗)114―110(3)*バックス(1勝1敗)
*はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順
おすすめテーマ
2022年04月21日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
東京ベイの新人WTB木田晴斗が初先発「ルーキーらしく、ひたむきに」 第14節・神戸戦のメンバー発表
-
稲見萌寧 フジサンケイレディース連覇へ「連覇は1度もないので強い気持ちでやってみようと」
-
小田孔明が7アンダーで好発進!乱視矯正サングラス導入で視界良好「傾斜が見やすい」
-
ラプターズ3連敗 V率0%の崖っ縁 最大17点のリードを守れず76ersに延長で苦杯
-
10月引退の小平奈緒が来季強化選手に 高木美帆のナショナルチーム入りは未定
-
【フィギュア強化選手一覧】特別強化に羽生結弦、坂本花織、ペア“りくりゅう”ら
-
令和4年度フィギュア強化選手発表「認定基準に沿い」特別強化に羽生結弦、坂本花織ら
-
サンズのブッカーは敵地での2試合を欠場へ 痛めた右太腿は軽傷も離脱濃厚
-
女子バスケ東京五輪代表・町田 WNBA挑戦は“VIP”待遇 開幕戦で公式戦デビューへ
-
シャラポワさん 誕生日に第1子の妊娠公表「2人分の誕生日ケーキを食べるのは格別」
-
メドベージェフらウィンブルドン欠場へ 主催クラブがロシア&ベラルーシ選手“排除”
-
遼 ISPSハンダ欧州・日本T、練習日&プロアマ戦有観客を歓迎「全試合やってほしい」
-
福岡市出身の出利葉 首位に4打差の2位発進「応援してくださる方にも後押しされた」