池江璃花子「選考会で失敗したので繰り返さないよう…今、自分のできる全ては出せた」復帰後最速50バタV

2022年04月28日 17:11

水泳

池江璃花子「選考会で失敗したので繰り返さないよう…今、自分のできる全ては出せた」復帰後最速50バタV
<競泳日本選手権第1日>女子50メートルバタフライ決勝、表彰式で笑顔の池江璃花子(右)と相馬あい(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【競泳日本選手権第1日 ( 2022年4月28日    横浜国際プール )】 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて4日間の日程で開幕し、女子50メートルバタフライは池江璃花子(21=ルネサンス)が25秒49で優勝。派遣標準記録の25秒66を突破して、アジア大会代表入りが内定した。25秒74で全体1位通過した予選からタイムを上げた。今大会は50、100、200メートル自由形、50、100メートルバタフライの5種目にエントリー。最初の種目で18年アジア大会(ジャカルタ)以来4年ぶりの個人種目での国際大会出場権を獲得した。
 池江はレース後、淡々とした口調ながら柔らかい笑顔を浮かべ「選考会で失敗したので、それを繰り返さないように、もうとにかく自分の泳ぎをするように心がけて泳ぎました」と会心のレースを振り返った。

 3月の選考会では「自信をなくしてしまった」と涙を流した池江だったが見事に気持ちを立て直して結果をだしたことに「確実に選考会よりは速く泳ぎたいと思っていましたし、もちろん今回は優勝を目指して、特に50のバタフライは泳いでいたので。それにプラス、復帰後ベストを更新することができたので、今、自分のできる全ては出せたかなと思います」と一言一言かみしめるように語った。

 そして再び個人としても日本代表として戦いの舞台に立つ気持ちを問われ「まだまだ改善点はたくさんあるので、焦らずじっくりと上げていければと思っています」と前を見据えた。

 スタートから頭ひとつ抜け出す形でレースを引っ張った池江は最後までペースを落とすことなく1着でフィニッシュした。

 3月の国際大会代表選考会の50メートルバタフライは25秒78で2位。派遣標準記録に0秒12届かなかった。100メートルバタフライ、100メートル自由形も派遣標準記録を上回れず、世界選手権(6月、ハンガリー・ブダペスト)の代表入りを逃していた。

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