遼 好相性の和合で日米5度目エース!12年前に58叩き出した思い出の地で5差11位浮上

2022年05月01日 05:30

ゴルフ

遼 好相性の和合で日米5度目エース!12年前に58叩き出した思い出の地で5差11位浮上
7番でホールインワンを決めた石川は8番アイアンとボールを手に笑顔(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 中日クラウンズ第3日 ( 2022年4月30日    愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )】 悪天候のためサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行った。第3ラウンドを首位に8打差の48位から出た石川遼(30=CASIO)は7番で日米通算5度目のホールインワンを達成するなど、この日のベストスコア64をマークし通算6アンダーの11位に急浮上。首位とは5打差と逆転優勝も狙える位置で最終日を迎える。大会連覇を目指す岩田寛(41=フリー)が通算11アンダーで首位に立っている。
 夕闇迫る7番でミラクルは起こった。やや打ち下ろしのパー3で実測187ヤード。風は右からのフォロー。「届かなくてもいい。奥にこぼすよりは」と石川が選択した8Iの第1打は、狙った地点より奥のピン手前4ヤードにキャリー。ワンバウンドした後、コロコロと転がってカップに吸い込まれた。

 「普通にうれしいなあと思いました。今までの試合のホールインワンの中では落ち着いていた方でした。裏街道を回ってましたしね」

 上位争いとは無縁のはずだった10番からのスタート。しかも前日の第2ラウンドは18ホール全てパー。自身11年ぶりという静かなゴルフに終始していた。

 それが一変。国内では実に11年ぶりとなるエースに続き、最終9番では59度のウエッジで打った65ヤードの第2打が同組の金庚泰の球に当たってピンそば90センチで止まるラッキーショットまで飛び出し、19年パナソニック・オープン2日目の62以来となる快スコアで首位とは5打差に迫った。

 スイング改造の真っ最中。今季は3戦中2度予選落ちし、関西オープンの30位が最高。まだ、優勝を口にするほど強気にはなれないが「緊張感とワクワク感が高まる位置。その中でどういうゴルフができるか楽しみ」とこの日の64に上昇機運を感じたのは確かだ。

 10年のこの大会では最終日に当時世界主要ツアー新記録となる58をマークし、首位・丸山茂樹との6打差をひっくり返して逆転V。その記憶を呼び覚ますホールインワン。スーパースターの復活を待つ和合がざわついている。

 ▽石川のホールインワン 日本ツアーでは10年パナソニック・オープン第2R(6番187ヤード、7I)、11年三井住友VISA太平洋マスターズ第3R(17番228ヤード、4I)。米ツアーでは13年プエルトリコ・オープン第3R(8番185ヤード、6I)、15年クイッケンローンズ・ナショナル第1R(4番178ヤード、8I)。日米で2度ずつ達成しており、今回が通算5度目。

おすすめテーマ

2022年05月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム