地区準決勝が開幕 第3シードのウォリアーズとバックスが先勝 第2シードの2チームは黒星
2022年05月02日 09:19
バスケット
ベンチから出たジョーダン・プール(22)が5本の3点シュートなどでチーム最多の31得点を稼げば、先発のステフィン・カリー(34)も24得点。スティーブ・カー監督(56)は、ディフェンス力のあるゲイリー・ペイトン2世(29)を先発に起用し、センターのいない平均身長195・2センチのスモール・ラインアップで第1Qをスタートさせた。
ただし第2Qの残り1分18秒、ゴール下でシュート態勢に入ったグリズリーズのブランドン・クラーク(25)に対し、ドレイモンド・グリーン(32)がユニフォームを右手でつかんで転倒させ「フレイグラント2」を宣告されて一発退場。主力のベテランを1人欠いての後半となったが、終盤での接戦を制して敵地で貴重な1勝をもぎとった。
グリズリーズではジャー・モラント(22)が34得点、9リバウンド、10アシスト、ジャーレン・ジャクソンJR(22)が33得点と10リバウンドをマーク。第4Q残り6・7秒にはトンプソンが成功率90・2%だったフリースローを2本とも外してくれたおかげで逆転できるチャンスが巡ってきた。
しかし残り3・6秒からのプレーで試みたモラントの左手レイアップによる最後のシュートは、マッチアップしていたペイトン2世とヘルプ・ディフェンスに入ってきたトンプソンの2人に阻まれて失敗。1点差で敗れて大事な初戦を落としてしまった。
一方、昨季のファイナル王者で東地区第3シードのバックスも、敵地ボストン(マサチューセッツ州)で第2シードのセルティクスを101―89(前半56―46)で退けて初戦は快勝。今季20・1得点を挙げていらクリス・ミドルトン(30)は膝の故障で戦列を離れているが、ヤニス・アデトクンボ(27)が24得点、13リバウンド、12アシストでプレーオフでは昨年の1回戦第4戦(対ヒート)以来、プレーオフでは自身2度目のトリプルダブルを達成して勝利に貢献した。
セルティクスはレギュラーシーズンで25勝25敗の勝率5割の状態から(1月28日時点)、残りの32試合で26勝6敗。ネッツとのプレーオフ1回戦では全8カードの中で唯一、全勝のスイープで突破するなど勢いに乗っていたが、1回戦終了から中5日で迎えた準決勝の初戦ではリズムに乗りきれなかった。
ジェイソン・テータム(24)は21得点で、7つのターンオーバーを犯したジェイレン・ブラウン(25)は12得点。チームを支える二枚看板のフィールドゴール成功は計31本で10本にとどまった。
<1日の結果>
▼東地区準決勝
(3)バックス(1勝)101―89(2)*セルティクス(1敗)
▼西地区準決勝
(3)ウォリアーズ(1勝)117―116(2)*グリズリーズ(1敗)
*はホームチーム
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