グリズリーズのブルックスに1試合の出場停止処分 ウォリアーズのグリーンには罰金

2022年05月06日 08:25

バスケット

グリズリーズのブルックスに1試合の出場停止処分 ウォリアーズのグリーンには罰金
3日の試合でウォリアーズのペイトン2世に対してフレイグラント2の反則をコールされたグリズリーズのブルックス(AP) Photo By AP
 NBAは5日、今季18・4得点を挙げているグリズリーズのディロン・ブルックス(26)に対して1試合の出場停止処分を科した。これにより同選手は現在1勝1敗としているウォリアーズとの西地区準決勝シリーズの第3戦(7日)には出場できない。
 ブルックスは地元メンフィス(テネシー州)で行われた第2戦(3日)の第1Q2分52秒、シュート態勢に入っていたウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世(29)の背後から右手を首にひっかけ、左手で腰を押して転倒させ、「フレイグラント2」の反則を宣告されて一発退場。ペイトン2世はひじを骨折して全治3~5週間と診断されていた。

 ウォリアーズのスティーブ・カー監督(56)はブルックスが反則を犯した直後「ダーティーなプレーだ。早く退場させろ」と審判に対して声を荒げていたが、NBA側も「不必要で過度のコンタクト」として処分に踏み切った。

 またこの試合でファンに対して中指を2度、突き立てたウォリアーズのドレイモンド・グリーン(32)に対しては2万5000ドル(約325万円)の罰金処分。一方、新型コロナウイルス感染防止規定のプロトコルの対象となって、1回戦(対ティンバーウルブス)との第4戦以降、戦列を離れていたグリズリーズのセンター、スティーブン・アダムス(28)は第3戦から復帰することになった。

 211センチ、120キロのアダムスはレギュラーシーズンでは76試合に出場して6・9得点、10・0リバウンド。オフェンス・リバウンドの平均本数はリーグ1位の4・6を記録している。

 東地区準決勝に進出しているバックス(セルティクスに1勝1敗)では、東京五輪の米国代表だったクリス・ミドルトン(30)が1回戦(対ブルズ)の第2戦で左膝を痛めて欠場しているが、復帰までには少なくともあと2試合かかる見込み。今季の得点王となった76ersのジョエル・エンビード(28)はラプターズとの1回戦の第6戦で右眼窩底を骨折して、ヒートとの準決勝シリーズでは第1戦と第2戦(ともに敗戦)を欠場しているが、6日の第3戦も現時点では出場は微妙。ただし症状は改善しており、試合当日の判断になりそうだ。

 なお6日はプレーオフの試合は組まれておらず、7日(日本時間8日)にセルティクス対バックス、グリズリーズ対ウォリアーズの第3戦がミルウォーキーとサンフランシスコでそれぞれ行われる。

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