日翔志が序二段V 首の大ケガから復帰 かます立ち合いはドクターストップ「いかに恐怖心を取り除くか」

2022年07月22日 13:11

相撲

日翔志が序二段V 首の大ケガから復帰 かます立ち合いはドクターストップ「いかに恐怖心を取り除くか」
<大相撲名古屋場所13日目>日翔志(左)は寄り切りで林虎を破り序二段優勝を決める(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所13日目 ( 2022年7月22日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 日翔志(24=追手風部屋)が林虎(16=二所ノ関部屋)を寄り切って7戦全勝で序二段優勝を決めた。
 勝った方が優勝の一番、立ち合い左で張って右差し速攻。「落ち着いて取れました。自分の相撲を取れば負けないので、取り切ることに集中しました」。実力の差を見せつけた。

 デビュー3場所目の昨年九州場所前の稽古中、首に大ケガを負った。頭で当たる立ち合いは「もうこれから無理です。次やったら復帰できないので」とドクターストップをかけられているという。「ずっと下半身がしびれていたけど、稽古も少しずつできてきた」。先場所から復帰したが、まだ万全の状態にはほど遠く2敗した。

 「ケガ明けで恐怖心はあったけど、一番一番取るごとに感覚が戻ってきた」と少しずつ戻して今場所は7戦全勝。来場所は初めて三段目の土俵に上がる。「三段目や幕下に上がれば恐怖心を持っていたら勝てなくなってくるので、いかに恐怖心を取り除くか」。力士人生始まったばかりの24歳。首のケガと、恐怖心とも闘い続けていく。

 ◇日翔志 忠勝(ひとし・ただかつ)本名=沢田日登志。1997年(平9)8月14日生まれ、東京都立川市出身の24歳。幼少期に立川練成館で相撲を始め、新潟・能生中3年時に全中3位。埼玉栄高3年時に全国選抜宇佐大会3位。日大3年時に全国学生体重別大会無差別級準優勝。4年時に全国学生体重別大会無差別級優勝。卒業後は日大事業部に就職。1年間の社会人生活を経て21年夏場所、追手風部屋に入門。21年秋場所で序二段優勝。その後、首の大ケガで3場所連続休場。22年夏場所から復帰。1メートル81、143キロ。

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