朝乃山が復帰場所で三段目V「もう一度皆さんに応援してもらえるような力士を目指して」

2022年07月22日 14:18

相撲

朝乃山が復帰場所で三段目V「もう一度皆さんに応援してもらえるような力士を目指して」
<大相撲名古屋場所13日目>朝乃山(左)は寄り切りで大青山を破り三段目優勝を決める(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所13日目 ( 2022年7月22日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 6場所の出場停止から今場所復帰した元大関・朝乃山(28=高砂部屋)が大青山(22=荒汐部屋)を寄り切って7戦全勝で三段目優勝を決めた。
 勝てば優勝が決まる一番。土俵下で師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)が見守る中、左四つ得意の大青山に右を差し勝って左上手を引いて万全の体勢で完勝。「優勝のことは考えず、自分の相撲を取りきることだけ考えた」。圧倒的な実力を見せ、復帰場所を優勝で飾った。

 「勝ち負け関係なく、もう一度土俵で相撲を取らせていただけることへの感謝の気持ちを忘れず」。神妙な面持ちで言葉を紡ぐ姿に実感がこもった。7番を取り終えた今、「帰って師匠に報告したい。今まで支えてもらった方に連絡したい」とまずは感謝の気持ちを伝える。

 来場所は幕下15枚目以内に番付を上げることが予想される。早ければ今年中に関取復帰の可能性もある。今後の目標は「もう一度上を目指して皆さんに応援してもらえるような力士を目指していきたい」と落ち着いた表情で話した。

 なお、もう一人の6戦全勝だった篠原(20=藤島部屋)は花房(19=二所ノ関部屋)に押し出しで敗れ、朝乃山の取組が行われる前に優勝の可能性がなくなっていた。

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