【世界陸上】マイル侍 惜しい!銅まで0秒79 アジア新で史上最高4位!パリ五輪で輝く
2022年07月26日 04:00
陸上
昨夏の東京五輪は予選敗退。分岐点は04年のアテネ五輪だった。400メートル、1600メートルのリレーはともに4位。表彰台を逃して400メートルチームが悔しがる一方、1600メートルリレーのチームにはどこか達成感があった。その後、400メートルリレーが世界選手権や五輪でメダルを獲得したのとは対照的に低迷した。
その状況に危機感を覚え、24年のパリ五輪なども見据えた長期の強化へ乗り出したのが19年。「国内外の合宿など、さまざまな取り組みをした」と土江寛裕ディレクター。東京五輪前には数カ月に及ぶ合宿を行った。また、米国にウォルシュらを派遣し、本場の練習を共有。今季4人中3人が自己記録を更新し、個人の400メートルにウォルシュと佐藤、川端が出場。同種目に3枠フルエントリーするのは01年エドモントン大会以来で、初めて2人が準決勝に進んだ。
来年の世界選手権、そしてパリ五輪で目指すのは表彰台。ウォルシュは「4継(400メートルリレー)だけじゃなく、昔みたいにマイルリレーも日本のお家芸として復活させたい」と言葉に力を込める。最終日に残したインパクトは、今後の日本の明るい希望となる。