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ラグビー女子日本代表・松田凜日、父・努氏と同じFBで躍動「遺伝ですね」思い出の聖地で2トライ

2022年08月27日 23:18

ラグビー

ラグビー女子日本代表・松田凜日、父・努氏と同じFBで躍動「遺伝ですね」思い出の聖地で2トライ
<日本・アイルランド>前半33分、トライを決める松田(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【ラグビー太陽生命チャレンジシリーズ2022   日本29―10アイルランド ( 2022年8月27日    京・秩父宮ラグビー場 )】 ラグビー女子で世界ランキング13位の日本代表は27日、東京・秩父宮ラグビー場で同6位のアイルランド代表と対戦し、29―10で勝利した。94年の初対戦以降、過去6戦全敗だった相手から歴史的初白星。20歳のFB松田凜日(りんか、日体大)が勝ち越しを含む2トライの活躍だった。今夏の国内テストマッチは同国と南アフリカから1勝ずつ挙げ、2勝2敗で終えた。今後は10月開幕のW杯ニュージーランド大会に向け、メンバー選考が行われる。
 思い出が詰まった聖地を駆け抜けた。松田は17―5の後半15分、敵陣左ハーフライン付近でパスを受け「“いける!”と思ったので勝負した」とそのまま約45メートルを独走。相手タックルに屈することなく「フィジカルを生かし、1対1で強みを出せた」とインゴールへ飛び込んだ。5―5の前半34分には勝ち越しトライ。敵陣ゴール10メートル前のマイボールスクラムから右展開されたパスに反応し、「練習から狙ってやっていた」と鋭い嗅覚を発揮した。

 父は元日本代表FBで、W杯4度出場を誇る努氏。子供の頃から父の試合を観戦するため足を運んでいた秩父宮は「ずっと鬼ごっこしてた(笑い)」というなじみの場所だ。父のプレー映像は「ちゃんと見たことがない」というが、同じFBのポジションで父親譲りのランやステップなど才能を発揮し「遺伝ですね」と笑った。

 今後はW杯に向け、調整を進める。「状況判断を向上させたい」と貪欲な姿勢の松田。偉大な父の背中を追うようにW杯という大舞台まで走り抜く。

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