若元春「左四つにこだわらないと」右四つで力強い攻め見せるも若隆景に8戦全敗

2022年09月01日 15:13

相撲

若元春「左四つにこだわらないと」右四つで力強い攻め見せるも若隆景に8戦全敗
激しい申し合い稽古を繰り広げた若元春(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の荒汐部屋が1日、秋場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けての稽古を報道陣に公開した。幕内・若元春(28)は計14番の申し合い稽古を行い、十両・荒篤山(28)に5勝1敗、弟の関脇・若隆景(27)には8戦全敗だった。
 「実力が違いますよね。強いです」と若隆景には一度も勝てなかったが、右四つ左上手を引いて土俵際まで攻め込む場面も見られた。「左四つに組ませてもらえないから攻め自体が甘くなる」と反省。初めての上位挑戦を6勝9敗で終えた名古屋場所の経験も踏まえて「やっぱり左四つにこだわらないと」と得意の形を改めて意識した。

 8月28日には、両国国技館で行われた「24時間テレビ」に出演。「ああいう場所に呼んでいただけることは凄く光栄なこと。加山雄三さんの最後のサライも聞けましたし」と笑顔を見せた。福島市出身の若元春は高校2年生の時に東日本大震災で被災。荒汐部屋で避難生活を送った時期もある。「僕も応援してもらった側なので、応援する側で出られるというのはうれしいです」。感慨深いものがあった。「いろいろな事情を抱えている人が、こういうふうに頑張っているんだなと勉強になりました。自分も頑張らなければいけないなという気持ちになりました。出て良かったです」としみじみ振り返った。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2022年09月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム