国体相撲 鳥取城北勢が個人戦上位独占!!成田力道が日本一に 団体戦は鳥取が少年の部連覇

2022年10月03日 07:48

相撲

国体相撲 鳥取城北勢が個人戦上位独占!!成田力道が日本一に 団体戦は鳥取が少年の部連覇
国体少年の部で優勝した鳥取城北高の成田力道 Photo By スポニチ
 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」相撲競技が1日に栃木県大田原市の県北体育館で開幕した。昨年予定されていた三重国体、一昨年の鹿児島国体はいずれも新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になっており、国体の開催は3年ぶり。大会第2日は少年の部の団体決勝トーナメントと、団体予選3戦全勝者による個人戦が行われた。
 団体戦は、高校総体優勝の鳥取城北高5人で構成された鳥取県が2大会連続6度目の優勝を果たした。鳥取は予選1回戦から準々決勝まで5試合連続5―0の圧勝で準決勝へ進出。高校総体準優勝の埼玉栄高で構成された埼玉県は準々決勝で、飛龍高メンバーを中心とする静岡県に2―3で敗れた。準決勝は、鳥取県が静岡県を3―2で下し、富山県が和歌山県を4―1で下してそれぞれ決勝へ駒を進めた。富山県は高校総体16強の高岡向陵高の5人で、和歌山県は高校総体3位の箕島高2人と和歌山商高3人の混成チームだった。

 鳥取県は決勝でも圧倒的な強さを見せ、5―0で一方的に勝負を決めた。ソソルフー、河本優聖、成田力道、成松祐乃介、松井奏凪人の3年生5人。7月の高校総体と同じオーダーで戦い、5人制の2大会両方を制した。

 個人戦でも鳥取城北勢の強さは際立っており、5人全員が準々決勝に進出した。さらに同門対決で成田に敗れた河本以外は全員勝ってベスト4を独占。成田とソソルフーが勝ち進み、9月に行われた全国選抜宇佐大会決勝と同じ顔合わせとなった。決勝はソソルフーが立ち合いで左前ミツに手をかけて前に出ていくと、成田が下がりながらのはたき込みで優勝を決めた。青森県出身の成田は小学生時代に何度も日本一に輝いた実績を持っており、中学以降では初めての全国制覇。モンゴルからやって来たソソルフーと鳥取西中、鳥取城北高で6年間苦楽をともに過ごし、全国大会決勝の舞台で盟友を倒して日本一の栄冠をつかんだ。


 ▽団体戦 準々決勝
鳥取 5―0 福岡
静岡 3―2 埼玉
和歌山 4―1 大阪
富山 3―2 熊本
 ▽準決勝
鳥取 3―2 静岡
富山 4―1 和歌山
 ▽3位決定戦
静岡 4―1 和歌山
 ▽決勝
鳥取 5―0 富山
○ソソルフー 押し出し 山岸力 
○河本優聖 寄り倒し 最上想生
○成田力道 寄り切り 五十嵐翔
○成松祐乃介 送り出し 岩本修和
○松井奏凪人 押し出し 平河ジェイキ

 ▽個人戦 3回戦
成松祐乃介(鳥取) 引き落とし 菅原悠翔(静岡)
小林嵐(埼玉) 押し出し バヤルボルド(福岡)
成田力道(鳥取) 押し倒し 桑原哲平(静岡)
河本優聖(鳥取) 押し出し 齋藤成剛(埼玉)
松井奏凪人(鳥取) 押し出し 生駒智之(岐阜)
田子麻聖(秋田) 寄り切り 長村晃宏(静岡)
神藤輝(大阪) 押し出し 篠侑磨(石川)
ソソルフー(鳥取) 押し出し 西出大毅(和歌山)
 ▽準々決勝
成松祐乃介 上手投げ 小林嵐
成田力道 はたき込み 河本優聖
松井奏凪人 送り出し 田子麻聖
ソソルフー 押し出し 神藤輝
 ▽準決勝
成田力道 突き出し 成松祐乃介
ソソルフー 寄り切り 松井奏凪人
 ▽3位決定戦
成松祐乃介 送り出し 松井奏凪人
 ▽決勝
成田力道 はたき込み ソソルフー

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