服部道子 育成支援へのアプローチ!ルーキープロ強化委員長の自覚「若い選手を押し上げる」
2022年10月12日 04:30
ゴルフ
チャリティー活動には以前から強い関心があった。新婚時代は医師である夫の勤務先の山形県で生活。東日本大震災の時には、夫は医療ボランティアとして被災地を巡回。服部も寄付金を送り、夫婦で被災地の支援に協力した。「学生時代(米テキサス大)に奨学金で勉強させてもらったので、卒業したら自分も何か社会貢献をしたいと思っていました」。昨年、自著の「好転力」(世界文化社)を出版した際には印税を日本ゴルフ協会(JGA)の若手育成費に寄付。身近なところから“社会貢献活動”を行っている。
この大会は元々ジュニアゴルファーの育成支援を目的にスタート。自身も若い世代の育成には力を注いでおり、今年からJGAの新任理事として五輪ゴルフ競技の強化委員会副委員長と女子コーチを兼務。さらにルーキープロ強化委員会の委員長も務めている。
「ルーキープロ強化委員会はナショナルチームで育った選手が帰ってくることができる場所というか、選手が必要としているものをサポートしていくことを目的に立ち上げられたものです。そうしたものを通じて若い選手を押し上げていければと思っています」。12月に実施されるナショナルチームの強化合宿には注目のアマチュア、馬場咲希らも参加予定で、強化担当の責任者として“服部コーチ”の肩にかかる期待は大きい。
《スポニチ小菅社長 賛同、支援に感謝》3年ぶりに開催された表彰式で、スポーツニッポン新聞社の小菅洋人社長は「チャリティー大会という趣旨に賛同いただき、深くお礼を申し上げます」と感謝を述べた。12回目を迎えた今年は、昨年に続きコロナ対策の医療支援を目的に開催。「スポーツ界、ゴルフ界ともども、スポニチも微力ながら日本を明るくするお手伝いができたら」とあいさつした。
▽試合方式(スクランブル)プロ1人、アマ3人が一組となり、全員がティーショット。第2打以降は4人の中でベストポジションのボールを選択。その位置から全員がプレーし、各ホールのチームスコアを合計する。
▽日本プロゴルフ協会相談役松井功 シニアのプロ選手が何か支援できることがないか、とスタートして12年続いてきました。コロナの影響で一昨年は中止、昨年はパーティーなしでしたが、今年は無事開催できました。今後もゲストの数も増やしてチャリティーで貢献していきたい。
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