八村10得点も出場は今季最少の18分 ウィザーズ3連敗 エンビード不在の76ersに敗れる

2022年11月01日 10:32

バスケット

八村10得点も出場は今季最少の18分 ウィザーズ3連敗 エンビード不在の76ersに敗れる
76ersのサイブルにマークされるウィザーズの八村(AP) Photo By AP
 ウィザーズは10月31日、地元ワシントンDCで76ersと対戦したが111―118(前半52―52)で敗れて3勝4敗。第3Qで21―34とリズムを崩し、チームは3連敗を喫した。
 ウィザーズではクリスタプス・ポルジンギス(27)が32得点と9リバウンド、ブラドリー・ビール(29)が20得点、モンテ・モリス(27)が19得点を挙げたもののカイル・クーズマ(27)は9得点どまり。第3Qにはノーマークの速攻で見せようとしたリバースからのダンクを失敗し、その7秒後にディアンソニー・メルトン(24)に3点シュートを決められた。

 八村塁(24)のプレータイムは今季最少の18分で、フィールドゴール(FG)の成功は10本中4本(3点シュートは2本とも失敗)。10得点、6リバウンド、2スティール、1ブロックショットを記録して、2ケタ得点は6試合連続となったが、出場時間帯のチームスコアは7戦連続でマイナス(-6→-17→-5→-5→-19→-17→-18)とまだ一度もプラスにはなっていない。

 八村は21―23だった第1Qの6分57秒からコートに登場。このクオーターでの得点はなかったが、8分21秒、インサイドに切れ込んだ76ersのジョージズ・ニアング(29=201センチ)のレイアップを阻止して今季4つ目のブロックショット(昨季は42試合で9)を記録した。

 第2Qに入るとインサイドでのプレーを果敢に仕掛け、ゴール下とペイント内でのシュートを27秒間で2本成功。ジェームズ・ハーデン(33)との1対1では、正面からドライブして時計回りにスピンしたあとに左手でレイアップに持ち込んだが、これは惜しくも入らなかった。

 しかしそのハーデンのクリアパス・ファウル(速攻時ノーマークで得点機会のあった相手に対する反則)で与えられたフリースローは2本とも成功。このあとタイリース・マキシー(21)のボールをスティールしてワンマン速攻を完成させ、第2Qだけで8得点をマークした。

 第3Q残り1分42秒に速攻からシュートを決めたところで10得点目。しかし75―92だった第4Q1分17秒にベンチに下がるとその後の出番はなかった。

 今季平均では11・1得点(昨季は11・3)、5・1リバウンド(同3・8)。FG成功率は46・2%(同49・1%)、3点シュートの成功率は28・6%(同44・7%)となっている。

 76ersでは昨季の得点王(30・6)で今季は27・2得点をマークしていたセンターのジョエル・エンビード(28)が病気で欠場したが、28得点のマキシー、27得点のハーデンなど先発全員が2ケタ得点を記録。ハーデンは7リバウンドと17アシストも稼いでチームは3連勝を飾った。

 なおウィザーズは1日に敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)でこの日と同じ76ersと対戦したあと、4日には渡辺雄太(28)が所属しているネッツとワシントンDCで顔を合わせる。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分3秒=無得点)
(1)9分45秒・左サイドから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場7分54秒・8得点)
(2)54秒・正面からのドライブでゴール下=×
(3)1分5秒・外したシュートを自分でフォローしてゴール下=○
(4)1分32秒・ペイント内でプルアップからジャンプシュート=○
(5)5分6秒・正面からハーデンとの1対1。ドライブしてスピンして左手でレイアップ=×
(6)5分52秒・スティールからワンマン速攻=○
(7)6分24秒・インサイドに切れ込んで右手でフック=×
 ▼第3Q(出場3分41秒=2得点)
(8)9分17秒・ペイント内でシュートを試みるもハーデンにボールをはたかれる=×
(9)9分44秒・正面やや左から3点シュート=×
(10)10分18秒・速攻からダンク=○(アシスト・アブディヤ)
 ▼第4Q(出場1分17秒=シュート機会なし)

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