体操男子ニッポン 予選1位で決勝進出!5種目1位で圧倒、水鳥監督も覇権奪回へ手応え

2022年11月02日 05:10

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体操男子ニッポン 予選1位で決勝進出!5種目1位で圧倒、水鳥監督も覇権奪回へ手応え
最終種目の床運動の演技を終え、谷川翔(左)や土井陵輔(右)のねぎらいを受ける橋本大輝(共同) Photo By 共同
 【世界選手権第3日 ( 2022年10月31日    英リバプール )】 男子予選が行われ、7年ぶりの団体総合制覇を目指す橋本大輝(順大)谷川航、弟の翔(ともにセントラルスポーツ)神本雄也(コナミスポーツ)土井陵輔(日体大)の日本は6種目合計260.695点で1位となり、上位8チームによる2日の決勝に進んだ。予選の得点は持ち越さず、決勝で3位以内が24年パリ五輪の出場権を獲得する。個人総合は谷川航が合計84.731点でトップ、橋本が2位で上位24人(各国・地域最大2人)の決勝に進出。種目別は橋本が1位の鉄棒と7位の床運動、土井が2位の床運動と6位のあん馬、神本が2位の平行棒、6位のつり輪と鉄棒、谷川航が7位の跳馬で決勝に進んだ。
 宿敵中国にミスが相次ぎ4位に沈んだ波乱の男子予選で、日本が抜きんでた総合力を示した。跳馬以外の5種目で1位と圧倒し、水鳥監督は「実力を出せば勝てる感覚は持てた」と覇権奪回への手応えをつかんだ。

 初代表の土井は鮮烈なデビューを飾った。日体大の大先輩、内村航平さんが「一番才能があるのがおまえ。しっかり食べて寝てれば大丈夫」と太鼓判を押す逸材だ。あん馬は直前に演技した橋本の落下に動じず、チームトップの14.466点。床運動は切れ味鋭いひねり技を次々と決め、種目別2位と躍動した。チーム最年長28歳の神本は日本の弱点種目だったつり輪で高難度の力技を止めるなど、計3種目で決勝に進む活躍。エース橋本も東京五輪「金」の鉄棒でF難度の「リューキン」を含む5つの離れ技に成功し、ただ一人15点超えと巻き返した。

 「団体金がみんなの一番の目標。もう少し上げられる余地がある」と個人総合で1位通過の谷川航。思いを一つに、体操ニッポンの輝かしい歴史に新たな一ページを刻みにいく。

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