蝉川“魅せて”68!決勝R進出 11番で「少しリスキーに」起死回生ショットから攻勢

2022年11月05日 04:22

ゴルフ

蝉川“魅せて”68!決勝R進出 11番で「少しリスキーに」起死回生ショットから攻勢
第2日、11番でバーディーパットを決めガッツポーズする蝉川泰果 Photo By 共同
 【男子ゴルフツアー マイナビABCチャンピオンシップ第2日 ( 2022年11月4日    兵庫県 ABCGC=7217ヤード、パー72 )】 プロデビュー戦の蝉川泰果(21=東北福祉大)が地元開催の試合で意地を見せ、予選通過圏外から40位まで順位を上げ決勝ラウンド進出を決めた。70位で出て6バーディー、2ボギーの68で回り通算2アンダーまでスコアを伸ばした。河本力(22=フリー)が68の通算11アンダーで首位をキープ。石川遼(31=CASIO)は74の通算5オーバー、90位で予選落ちした。
 信条とする“魅せるゴルフ”でギャラリーを沸かせた。11番で蝉川はドライバーショットを隣の12番に曲げ、ピンチを迎えた。急傾斜の前下がりのライで、ピン方向の視界を木々がふさぐ。「横にも出せないし、パーであがれないんじゃないかと思いました」。だが、そこから起死回生のショットを放つ。残り130ヤードを50度のウエッジで20ヤード曲がるフックを打ち、ピン横6メートルに2オンさせた。

 「予選カットもあったので、少しリスキーに攻めた感じです。魅せるショットを打てたかなと思いました」。残ったパットもフックラインをしっかり読み切りバーディーを奪って、予選突破の流れをつかんだ。

 前日はパットに苦しんだが、ホールアウト後に東北福祉大ゴルフ部の女子コーチで女子プロの佐伯三貴からアドバイスを受け、復調のきっかけをつかんだ。7フィート(約2・13メートル)の距離をカップの4方向から3球ずつ連続で入れる練習を日没近くまで繰り返し「良くなりそうな感じがあった」と振り返る。

 今週は地元での試合とあって、注目度も高くホールアウト後は大勢のギャラリーからサインを求められた。首位との差は9打のままだが「これだけ注目されているので、いけるところまでまくってやろうと思ってます」とチャージを予告した。

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