錦富士 新入幕から2場所連続10勝で「自信に」 3場所連続なら高校同期の阿武咲以来2人目の偉業

2022年11月07日 20:42

相撲

錦富士 新入幕から2場所連続10勝で「自信に」 3場所連続なら高校同期の阿武咲以来2人目の偉業
照強(左)と申し合い稽古を行う錦富士(代表撮影) Photo By 代表撮影
 大相撲の幕内・錦富士(26=伊勢ケ浜部屋)が7日、東京都江東区の同部屋で幕内・照強(27)や新入幕・熱海富士(20)らと申し合い稽古を行った。この日は19番取って12勝7敗。得意の左四つ右上手からの攻めを見せた。
 新入幕だった名古屋場所から2場所連続で10勝5敗の好成績。九州場所(13日初日、福岡国際センター)では自己最高位の西前頭5枚目まで番付を上げた。「自分でも驚きながら、テレビで見ていた人に勝ったりするとちょっとずつ自信になって、さらに良い流れができているのかなと思う」と振り返った。特に栃ノ心や若元春といった実力者に勝ったことで「もう一つ自信になりました」と手応えを得た。

 新入幕から3場所連続で2桁勝利を挙げれば、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では阿武咲(26=阿武松部屋)以来史上2人目の快挙となる。奇しくも、阿武咲とは青森・三本木農業高の同級生で小学生時代から競い合ってきた仲。「阿武咲が3場所連続というのは知っていました。それで小結になったんですよね」と強く意識している。阿武咲の新入幕からの活躍を見ていた頃、自身はまだ三段目で「仲間としてうれしい気持ちだった」というが、番付が近くなった最近では「同じ土俵に立ててからは、負けてられないなという刺激」になっているという。

 名古屋場所でのプロ初対戦は敗れたが、九州場所では初めて番付を追い抜いた。鉄砲500回、腕立て500回などのトレーニングを毎日積み重ねて筋力を強化。体重も自己最高の153キロまで増え、着実に実力をつけてきた。小学生時代からのライバルに続く偉業を成し遂げれば、その先には三役の座も見えてくる。

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