佐藤、初Vへ上出来68で堅首 思い出の大会で「自分のゴルフを」

2022年11月19日 04:26

ゴルフ

佐藤、初Vへ上出来68で堅首 思い出の大会で「自分のゴルフを」
11番、笑顔を見せる佐藤大平(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス 第2日 ( 2022年11月18日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )】 ツアー未勝利の佐藤大平(29=クリヤマホールディングス)が5バーディー、2ボギーの68にまとめ、大槻智春(32=真清創設)と並ぶ通算9アンダーで首位の座を守った。小学5年時にタイガー・ウッズ(米国)からサインをもらった思い出の大会で、念願のツアー初優勝をつかむ。前週優勝の石川遼(31=CASIO)は68で回り、蝉川泰果(21=東北福祉大)とともに通算2アンダーの31位で決勝に進んだ。
 最終18番のパー5でグリーンエッジまで250ヤードの第2打は、雨を切り裂くような「完璧」な当たりだった。バウンドが見えた佐藤は2オンに成功したと確信。だが実は、バンカーに吸い込まれていた。フィニッシュを決めていただけに「ちょっと恥ずかしい」と照れたが、3打目を寄せてバーディー締め。首位の座を守りきった。

 「本当に上出来だと思います。難しいコンディション。自分のやるべきことはできたので、良かったと思う」

 今大会には「出られて幸せ」と、思い入れがある。小5だった04年に兵庫から観戦に訪れた。練習ラウンドから熱視線を送ったのは、優勝したタイガー・ウッズ。サインもゲットできた。さらにフェニックスCCはオフに東北福祉大の先輩、松山英樹ともラウンドをした熟知するコースでもある。

 今季は6月の大会で第2日まで首位を守りながら、8位に終わった。「優勝を意識せずしっかり自分のゴルフを。経験を生かして結果、優勝だったら最高」。それがこの舞台であれば、これ以上ない初勝利となる。

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